後夜祭(緑谷、心操)※文化祭後、69話続編
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映上「では、ここからはダンスをお願いします!
ダンスをしている時はアドリブで構いませんので!」
『は、はい!』
心操「…了解」
映上さんが消えて天堂さんを見ると
切なそうな悲しそうな表情をしていた
その視線の先には顔を赤くしながらダンスをしている
緑谷と…あれは確か麗日だっけ?
俺の視線に気付いた天堂さんは慌てて笑顔を作っていた
『ご、ごめんねボーッとして!』
心操「…………」
違うんだよな、そんな作り笑顔じゃなくて
もっと本当に嬉しそうな…楽しそうなあんたが見たい
天堂さんに微笑むと天堂さんはとても驚いていた
心操「…名前聞いてもいい?」
『え!?あ…聖……天堂聖です!』
心操「俺は心操人使…人使って呼んでよ聖」
『…ひ、人使…君?』
心操「うん…もしよかったら
ファーストダンス、踊ってくれない?」
『…はい』
俺の差し出した手を
恥ずかしいのか顔を赤くしながら掴んでくれる
そんなことが嬉しくて天堂さんに微笑むと
天堂さんも優しく笑い返してくれた
ダンスの中央に向かうと
右手で天堂さんの腰に手を回して
左手で手をつなぐと曲に合わせてダンスを踊る
ダンスは初めてで練習して覚えたてのハズなのに
こんなスムーズに踊れるものなのか
いや…これは天堂さんが上手いんだ
周りの奴らが俺たちに注目しているのを感じながら
天堂さんに聞いてみた
心操「…ダンス初めてじゃないだろ?」
『小さい頃から執事の柊さんからダンス教わってたの!
レディのたしなみに覚えて下さいって!』
心操「…それってさ、男の人?」
『そうだよ♪』
心操「…妬けるな」
『え』
足を止めて握っていた天堂さんの右手を
俺の頬に触らせる
心操「聖…あんたに触れていいのは俺だけだ」
『!?』
顔がどんどん赤くなっていく天堂さん
本当だったらバカにして笑いたい
それ以上に、こんなむず痒い言葉なんか言いたくもないけど
今だけでも天堂さんが緑谷を忘れることが出きるなら
俺は何だってしてやるよ
天堂さんの手を離して両手で腰を掴むと
勢い良く抱き上げた
天堂さんはすごく驚いてて
俺の両肩をおもいっきり掴んでいた
心操「聖は軽いな…羽が生えてるみたいだ」
『!!…っ………ありがとう、人使君』
心操「!?」
一瞬驚いた顔をしたけど
何故か瞳に涙を溜めて俺に笑いかける彼女
すげぇ綺麗な幸せそうな笑顔に
俺の顔が赤くなったのが分かった
彼女を床におろしてまたダンスを踊る
あんな表情をさせたのは緑谷じゃない…俺なんだ
それだけで胸が熱くなるような苦しくなるような
こんな気持ちは初めてだった
ダンスを終えた瞬間、大きな拍手に驚いて
逃げるようにバルコニーに向かった俺達
空には満点の星空が広がっていて
ダンスの音楽も大きな窓に寄って遮断されているから
少し静かだ
天堂さんは空を見上げていた
本物のお姫様みたいだな…なんて思ってたら
いきなり目があって顔には出さないけど内心驚いた
『みんなダンス楽しそうに踊ってたね♪』
心操「さすが轟と八百万さんのペアは上手かったな」
『うん!お手本みたいなダンスでドキドキした!』
心操「…あいつと踊んなくて良かったの?まだ間に合うよ」
『…………』
天堂さんは緑谷の方を振り返った
また切なそうな悲しそうな表情を浮かべると
直ぐにいつもの笑顔で俺に答えてくれた
『いいの!』
心操「…あっそ」
これ以上聞くのは可哀想な気がして止めた
何か話題ないかなって探してたとき、ふと思いついた