後夜祭(緑谷、心操)※文化祭後、69話続編
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~心操人使 サイド~
後夜祭当日の夜
演習場D、目の前は大きな洋館の建物が立ち並び
二階中央には広いバルコニーが見える
洋館の中に入ったら
色んな人の視線を感じてため息をつく
大きな扉を開くと目の前にはあのA組の面々がいて
無意識に眉間にシワが寄った
A組の視線を無視して
映上さんに指示された場所に向かった
そこは中央にある螺旋階段
その螺旋階段から天堂さんが現れるから
見つけたら天堂さんと五秒以上見つめ合うらしい
螺旋階段の近くの柱に寄りかかる
いつもはワックスで固めてあげてる髪を
映上さんのスタッフによっておろされた
髪が目にかかりそうで
少しイラっとして髪をかきあげたら
「きゃ!!」という声に前を向くと
何故か女子達が顔を赤くしながら俺を見ていた
…何だよ
複数の視線を無視して螺旋階段を見上げる
彼女が…天堂さんが俺に会いに来てくれる
ヒーロー科で有名な彼女と普通科の俺
接点なんて何にもない
だからこんな形じゃないと彼女と話しも出来ないから
今回の件も了承したんだ
彼女を好きかって聞かれると…正直分からない
でもはっきり言えることは、彼女に興味がある
天使と悪魔の稀少な"個性"を持つ彼女
そしてあいつの…緑谷出久の幼馴染み
緑谷出久…口には出さないけど実は感謝してる
あいつのおかげで俺はやっぱり
ヒーローになりたいと思えたから
体育祭後からヒーロー科編入に向けて
イレイザーヘッドに特訓をつけてもらっている
このチャンスは絶対に逃さない
次にあいつと会うときは、もっと力を付けた自分でいたいから
それは、いつもあいつの隣にいる
天堂さんにも言えること
体育祭の時の緑谷と天堂さんの戦い
泣きながら緑谷をNo.1ヒーローだと言いきった天堂さんが
本当に綺麗で緑谷を羨ましく思った
彼女にあんなに思われてる緑谷が
すると
コツコツと階段を降りてくる音に気付いて上を向いた瞬間
大きく目を見開いたまま、体が動かなくなった
あのドレス…すげぇフワフワしてる
髪型が両サイドにお団子頭とか…ネコみたいで可愛いな
それに化粧なんかして…綺麗すぎだろ
天堂さんも俺を見つめていてお互い目が離せないでいると
映上「はいカットです!!」
心操「『!?』」
いきなりの声に驚いて隣を勢い良く振り向くと
白いドレスを着た映上さんが嬉しそうに
カメラを向けて笑っていた
映上「お二人とも演技上手ですね!!
まさに私の想像していた理想の再会でしたよ♪」
『え?あ…ありがとう!』
心操「…別に」
まさか天堂さんに見惚れていて
演技忘れてたとは言えなかった
映上「それにしても聖ちゃん素敵ですねそのドレス!
プリンセスをイメージして
美しいビジュードレスをモチーフに
高級感のあるサテンオーガンを使用した
エンパイアドレスでと要望したのですが
…本当に私の理想を越えていて驚きました!」
『本当に凄く軽いんだよこのドレス!
作ってくれた人の腕が凄いんだね!』
心操「(また謙遜してる)」
確かにドレスを作った人の腕も凄いけど
それを着こなしているのは天堂さんな訳で
もっと自信もったらいいのに
そういう謙虚な所も…
心操「(何なんだ…?)」
『…心操君、あのね』
心操「何?」
『いつも髪あげてるのに今日おろしてるから
カッコ良くて最初誰か分からなかったけど
髪の毛の色と目を見て心操君って直ぐに分かったよ!』
心操「…そうかよ」
『いつもと違うから思わず見つめすぎちゃって
困っちゃったよね?』
聖さんの言葉に嬉しさよりも照れくささが強くて
顔を逸らしながらむず痒くて首の後ろを掻くと
聖さんの笑っている声が聞こえた
その笑い声もバカにしてる訳じゃなくて
本当に嬉しそうな声に…俺も嬉しくなる