雄英百物語(雄英白書より緑谷、発目友情、微ホラー)
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『昔からある日本の怪談だよ!
夜に数人が集まって百本のろうそくに火をつけて
怖い話を一話語るごとにろうそくの火を1本づつ消していくの
百の怪談を夜通し語り合いながら
最後の百本目が消えたとき…本物の怪奇が起こるらしいよ?』
麗日「へ、へぇ……聖ちゃんって…く、詳しいんやね!」
『ふふふ…たまたまだよ!
ちなみに百物語の後に必ず出てくる妖怪って知ってる?』
常闇「…いや」
切島「な、なんだよ天堂いきなり…」
聖は皆に背中を向けたまま話し続ける
『その名前は…青行灯(あおあんどん)
その妖怪は冥界への案内人って言われてて
人間に百物語をさせてそこに集まる霊的パワーを利用して
巨大な鬼門…要するに妖怪が通れる入り口を作ってしまうの
その鬼門が開かれると冥界との出入りが自由に出来ちゃう
江戸時代の稲生物怪録にあるように
一ヶ月の間…何百何千の妖怪が地上にやってきて
町を妖怪で埋め尽くしてしまうみたいなの
…ある学校でね、まだ夏日が続いてるのに
その日は停電になるほどの大雨大嵐の酷い日で
学校の寮に住んでる生徒達は
何とか見つけた蝋燭に火をつけて
電気が復旧するまでの間、暇だからって百物語を始めたの
怖い話が終わると蝋燭を一本、また一本って消していって
そしてとうとう百本目の蝋燭を消した時
本当に青行灯が現れて鬼門を開き生徒たちは一人残らず
冥界に連れ去られちゃったらしいよ…?』
砂藤「そ、それって……」
耳郎「や、止めてよ天堂…」
皆が恐怖で震えるのが伝わる
聖は大きく息を吸って蝋燭の火を一本消した瞬間
恐怖のあまり大きな叫び声がリビングに鳴り響いた
聖は背中を向けたまま、勢いよく立ち上がった
『大丈夫だよ!私が持ってきた蝋燭10本位しかないし
百話せるほど怖い話なんて持ってないもん♪』
上鳴「だ、だ、だよな~!?」
八百万「驚かせないで下さい天堂さん!」
爆豪「っのクソが!!」
轟「…っ………」
緑谷「…はぁ………」
『でも…幽霊や妖怪、ましてや敵
世界には怖い生き物がいっぱいいるけどさ、一番怖いのって
欲に基づく嫉妬や恨み人を人とも思わない行為
普段表には現れない内側にある怖さを持ってる
…私たち"人間"なんじゃないって思わない?』
天堂の覇気のない言葉に全員言葉を失っていると
いきなり八百万が叫び声を上げた
耳郎「ヤオモモ?ど、どうしての!?」
八百万「何かが足の間を通り抜けて…!」
麗日「何かってな…ひゃあ!?な、何かいる…!」
そのやり取りを聞いて
麗日の足元を、素早く何かが何かが通っていった