授業参観(雄英白書より)※期末テスト後
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『子供の頃、行事の中で授業参観が…一番嫌いでした』
「「「!!」」」
『皆がソワソワ家族を待つ中、私はいつも俯いて
早く授業が終わればいいのに…そんな事ばかり考えてました
でも小学2年生の時、柊さんが来てくれた時は
友達のお母さんたちが何故か殺到してしまって
小学5年生の時は
雛菊さんがイケメンお父さんに変装して来てくれて
友達からいっぱい質問責めにあって友達が増えました
中学一年生の時は
百合さんが美人お母さんに変装して来てくれて
担任の先生が私に紹介しろって顔を赤くしながら
声をかけられました
中学二年生の時は…リカさんがいきなり現れて
まさかのヒーロー登場に
授業が中止しちゃったのは今でも忘れられません
あの時から私は…授業参観が嫌いじゃなくなりました』
雛菊「お、お嬢様……」
『何より、私の授業参観のために皆が
夜遅くまで準備してくれてるのが…凄く嬉しかったんです
授業参観だけじゃなくて
運動会の時は、どの家族よりも大きなお弁当を作ってくれて
誰よりも大声で応援してくれました
文化際の時は、私の絵の写真をいっぱい撮ったら
家に飾ってくれて
本当に嬉しかった……本当、に……』
我慢していた涙が手紙を濡らしていく
今までの言いたかったことが言えるチャンス
絶対に伝えるんだ
『私を家族の一員に…してくれて…っ、ありがとうございます
私…とっても…幸せ…っ幸せです…』
雛菊「お、お嬢様……」
百合「聖お嬢様……」
柊「…………」
『私は…幸せ…っ…だから…………っつ!!』
リカ「大丈夫だよ聖…ちゃんと伝わるさね」
『!!』
リカさんの言葉に顔をあげると
リカさんは優しく微笑んでくれていた
私は更に涙が溢れると手紙を握りしめた
『…お父さん…お母さん…私は、大丈夫…っ、ちゃんと生きるよ
皆の心と身体を癒せる…ヒーローに…絶対…なるから
だから…見ててね?
私を産んで…育ててくれて
リカさんたちに…出会わせてくれて…っ、ありがとう』
直接感謝を伝えることはもう出来ないけど
心の中でいつも二人を忘れないで生きていくから
スマホの中から大きな拍手が聞こえると
周りからも大きな拍手が聞こえた
先生が優しく私の肩を掴むと
オールマイトさんが私の頭を優しく撫でてくれた
雄英に来て大好きな人達がまた増えた
涙を拭いてカメラに向かって笑顔で手を振ると
皆が手を振り返してくれた時
引子さんと光己さんに抱き締められていた