授業参観(雄英白書より)※期末テスト後
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いつも時間ぴったりに現れる相澤先生が来ない事に
皆、思ってる事を口にしていた
『相澤先生……何かあったのかな?』
緑谷「珍しいね、相澤先生が遅刻なんて…」
爆豪「ボソボソ言ってんじゃねーよ、クソが」
緑谷「ごめんかっちゃん、でもさ」
爆君は出久の話を聞く気がないのか前を向いたままだった
でもショートHRの時間も終わっても相澤先生は現れなくて
さすがにおかしいと教室がざわめきはじめる
飯田「よし、僕が委員長として職員室に行ってくる
皆はそのまま待機しててくれ」
飯田君がそう言って教室を出ようとした時
私以外の携帯が一斉に鳴った
『(私、携帯の電源切ったままだった…)』
緑谷「相澤先生からだ!!」
『え?』
出久の携帯を一緒に見させてもらってメールの内容を見ると
「今から模擬市街地に来い」との事だった
模擬市街地は市街地に見立てた演習場だけど
何でそんなところに…?
上鳴「…あっ、俺分かった!
相澤先生あっちでまとめて授業…つーか手紙の朗読と
施設案内させんじゃね!?合理的に!!」
上鳴君の言葉に相澤先生ならあり得そうだと
皆は納得してしぶしぶ移動を始めた
コスチュームに着替えてバスに乗って
模擬市街地のバス停前に到着したけど
相澤先生の姿はみられなかった
飯田君が皆を率先して誘導しようとした時
私は何かの匂いに反応してしまう
『何か…匂わない?』
緑谷「え?」
障子「ガソリンのような匂いだ…」
上鳴「どっかで交通事故の演習でもしてんじゃねーの?」
上鳴君がそう言った直後小さい悲鳴が聞こえて
次々と聞こえる悲鳴や叫び声に
慌てて声のする方へ駆け出すと
皆や私はその光景に驚いていて立ち止まってしまった
切島「っ……なんだよ、あれ…」
突然開けた視界には空き地が広がっていて
本来そこにあったビルは倒壊したらしく
瓦礫が無惨に脇に寄せられていた
ビルの建っていたところには大きな穴
その穴の中央にポツンと取り残された
大きなサイコロのような檻
一見、宙に浮いてるように見えるのは
丸かじりして残されたりんごの芯のように
残された塔のような地面の上に檻が置かれていたから
その檻の中には