プールの思い出※林間合宿前
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出久は私の両手を掴んでコースロープに掴ませると
いきなり沈んだと思ったら数m先の方で手を振っていた
緑谷「ここまで泳いで来て聖ー!!」
『え……えぇ!?』
コースロープにしがみつくと
どんどん身体が浮いてきてしまって
両足を真っ直ぐ伸ばしながらコースロープを力強く握りしめた
『無理だよ出久ー!!戻って来てー!!』
緑谷「大丈夫だよ!!さっきのバタ足思い出して?」
『無理無理無理ー!!』
緑谷「…………」
『!?……い、ずく?』
出久は大きく息を吸ったら水中に潜ってしまった
全然上がってこない
『出久…?』
上がってくる気配が全く見えなくて身体が震えてくる
どんどん冷たくなっていくのが分かって
恐怖が身体を包んでいく
この恐怖は水が怖いとか一人で泳ぐのが怖いとかじゃない
出久が死んじゃうかもしれない恐怖だ
『出久ーーーー!!!!』
勢いよくコーンスロープから離れると
バタ足で出久の所に向かう
身体が沈んでいくけど
顔は出久が沈んだ所を見逃さないように顔を上げ続けた
でも、やっぱり身体がどんどん沈んじゃうから
勢いよく息を吸うと思いっきり水の中に潜った
目なんて怖くて開けれないけど
出久を助けようと下に向かって手探りしていた時
強く手を引っ張られて思わず目を開けたら
出久と目が合って
出久に身体を強く抱き締められて自然と出久の首に腕を回すと
上に上昇していった
『はぁ…はぁ…っ…はぁ…はぁ…』
緑谷「はぁ…っ…へへへ…ちょっと荒治療だったけど
凄いよ聖!!ちゃんと泳げたよ…って聖?」
『はぁ…うぅ……はぁ…っ…う……よ、よかった…
い、ずく……死な…なくて…っ…わあああああん!!』
緑谷「!?」
怖かった
怖かったんだから
泳げた嬉しさより
水を克服出来た嬉しさより
出久が生きてくれた事が何より嬉しくて
恐怖からか安心感からか分からないけど
何かが込み上げてくると声を出して大泣きしてしまった
私はもう水なんて怖くないよ
だって出久が死ぬより怖いことなんてないんだから