恐怖のラブレター(緑谷)
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あの後、皆で寮に戻った
まだ少し不安そうな聖が気になったけど
聖はそのまま部屋に戻ってしまった
予習を終えて時間を見るともう23時
そろそろ寝ようと立って伸びをしたとき
ドアのノックの音で扉を開けると
緑谷「聖?」
『ごめんね夜遅くに…あの……』
緑谷「…入る?」
『!…ありがとう』
聖を部屋に招き入れると
聖は枕を持って来ていて……え?
緑谷「聖…その枕って」
『あの…今日、一緒に寝てもいい?』
緑谷「……えぇぇぇ!?」
聖のまさかの発言に驚きと戸惑いがMAXだ
緑谷「だ、ダメだよさすがに!!
聖は女の子なんだから!!」
『で、でも…中学生の時は一緒に寝てたでしょ?』
緑谷「布団別々だったろ!?」
『そうだけど……』
緑谷「…聖?」
聖の手を見ると少し震えていて
聖の不安な表情が小さい頃の聖と重なって見えた
『…………』
緑谷「…はぁ………分かったよ」
『!!』
緑谷「…狭くても文句言わないでね?」
『あ、ありがとう!』
僕を壁側に行くように促すと
恥ずかしいのを堪えながら聖に背中を向ける形で寝た
枕を置いて聖がベッドにのったら
ギシっていうスプリングの音が何かイヤらしくてドキドキした
電気を消して布団に横になった聖
目を閉じてても聖の視線を感じて緊張していると
『出久…服、掴んでもいい?』
緑谷「…っ……う、うん」
背中の裾を掴む聖の手が背中に触れて
ビクッとして目を強く閉じたときだった
『…今日はありがとう』
緑谷「え?」
『和歌の君に言ってくれた言葉…ちゃんと聞こえてたよ?』
緑谷「そ、そうだったんだ…」
『出久は…小さい頃から優しくて…約束を守ってくれる
私のヒーローなの…私……そんな…出久が…………………』
緑谷「…聖?」
『…すぅ………すぅ……』
緑谷「…何か複雑だな」
こんなすぐ寝られて男としてどうなんだろって思うのに
でもそれは安心してくれてるからなんだって思うと
正直嬉しかった
壁に向いてた身体を聖の方に向けた時に
服を掴んでた手が離れて思わず手を握ってしまった
聖の顔を見ると唇をガン見してしまう
緑谷「(な、なに考えてんだよ僕は!?
寝込みなんて…っ……最低だ!!)」
右手は聖の手を握ったまま
左手で目を隠すとあの和歌を思い出した
緑谷「…恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり
人知れずこそ 思ひそめしか……さすが和歌の君だな」
聖の寝顔を見て微笑むと目を閉じた
握った手を離さないように強く握りしめて
~恐怖のラブレター End~
"恋をしているという私の噂は
早くも世間に広まってしまった
誰にも知られないようにと
心ひそかに思い始めていたのに"