第百五話[WE ARE HERE]
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三人の拳が離れることはなかったが
死柄木の身体が徐々に崩れ始めていた
死柄木「先生に喰われて消滅したと思ったんだけどな
おばあちゃんと黒霧…聖が消えないように
繋ぎ止めてくれてたんだな」
『…転弧くん』
死柄木「結局俺は……お前の言った通り
泣いてるガキだったって事か、この手を壊せなかった」
緑谷「…やった事を許せはしない、だから戦った
止めたかったし…止まってほしかったんだ
悲しみが紡がれないように」
死柄木「ハッ……緑谷出久
スピナーが生きてたら伝えてくれよ
"死柄木弔"は最後まで壊すために戦ったって」
緑谷「もう…壊したよ」
死柄木「それは……明日のおまえら次第だな」
緑谷から視線をそらすと
目があった聖に淡々と語りかける
死柄木「…聖にしたこと、謝らないから」
『…いいよ、謝ったとしても絶対許さないから』
死柄木「…そうかよ」
『_______』
(『そばにいるよ、てんこくん!!』)
死柄木「…最後くらい笑えよ」
『…っ、転弧…く、ん』
聖の涙を拭うと
雲一つない晴天の空のような青色の瞳とぶつかった
ずっと嫌いだったはずなのその瞳が
今はとても美しく見える
死柄木「…その目、嫌いじゃない」
『…っ、ありがとう』
死柄木「!………ハッ」
そうか、聖はそういう風に笑うんだな
今まで怖がらせたり泣かせてばっかりだったから
…もっと、笑った顔が見たかった
身体がもう消えかけそうになった瞬間
緑谷に色んな思いを込めて最後の言葉を伝えた
死柄木「…せいぜい、頑張れ」
百五話 End
