第百三話[IAM HERE]
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爆豪に追い詰められていくAFOは
少し離れた場所にいたルシファーに一瞬で近付くと
笑いながらルシファーの頭を掴んだ
AFO「とうとう長年の目標が達成される
お前の"悪魔の個性"は…僕の物だ」
爆豪「!?」
爆豪の目の前には大きな扉が現れる
AFO「…デス・ゲート」
爆豪「っつ______」
強制的に扉に引きずられていく
扉の向こうは闇そのもの……の、はずだった
AFO「!!」
爆豪「な!?」
デス・ゲートが粉々に壊れていく状況に
訳が分からずにいるとAFOの瞳がある一点に集中する
倒れていたはずのルシファーと目が合った瞬間
黒い髪は金色にかわり赤い瞳は青色に変化していく
AFO「お前は…まさか」
『…………』
爆豪「聖!?」
エンジェルヒーローラファエル登場に
モニター越しの人達は様々な反応を見せている
歓喜に沸く人、安堵する人、困惑する人
しかしモニターに映った聖の強い瞳に
誰もが釘付けになる
AFO「これはいったい…どういうことだい?」
『さっきまでのルシファーは
私の"個性"を使って操っていた、ただの人形です
他のことに目が回りすぎて冷静な判断が
出来なかったみたいですね、AFO』
AFO「…そうか、どうせお前は
殺すつもりだった天堂聖
死柄木弔にとってお前は最後まで邪魔な女だったよ」
爆豪「っつ!!」
聖を庇うように前に立つ爆豪
AFOの回りのエネルギーが増殖していく
AFO「お前を殺しルシファーを出現させ
"悪魔の個性"を奪うのもゴールも譲渡も一括だ
全因解放"全ては一つの目的の為に"」
膨大なエネルギーを推進力に
一気に総取りするつもりらしい
避けられない状況の中、爆豪は何故か笑っていた
その様子に優しく微笑んだ聖を見て
爆豪はイラついた様子で聖を睨み付ける
爆豪「…援護しろや」
『爆君から助けを求めてくれるの、何か嬉しいね』
爆豪「うっせーわ!!
…いいか、絶対勝って学校戻ンぞ!!」
『…"ミカエルの正義"』
爆豪「!?」
聖が爆豪の手を繋いだ瞬間
黄金の光が爆豪を包んでいく
AFOの巨大な攻撃を爆破させ
ダメージを与えた直後
追い討ちでさらに攻撃を仕掛けていく
爆豪「ハウザーインパクト!!!!」
『(そうだよね、爆君_____)』
この身体も、夢も
爆豪「これは、俺たちの物語だ!!
俺一人で…勝てるワケねーンだよ」
爆豪の攻撃によって赤子になってしまったAFO
倒れている爆豪にとどめをさそうとした瞬間
目の前に現れたのは聖だった
『…ミカエル・ソード』
AFO「______」
剣を振り下ろした瞬間、炎に包まれたAFOは
跡形もなく消えていく
喜ぶ様子もなく気絶した爆豪を治癒する聖は
先ほどの爆豪の言葉を思い出していた
(「うっせーわ!!
…いいか、絶対勝って学校戻ンぞ!!」)
『…ごめんね、爆君』
寂しげに爆豪に感謝を伝えると
翼を広げ大空へと羽ばたいていった
百三話 Eed