第百二話[敵]
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リモートにて相澤がある作戦を
青山と両親以外に伝え
話し合いの結果実行する価値があると判断され
青山と両親は塚内と一緒に本部へ連行された
コスチューム改良のため
緑谷と飯田は地下にあるサポート科の工房に来ると
爆発と同時に緑谷の上に覆い被さっていた発目は
ゆっくり起き上がり二人に目もくれず
何かの作業に取りかかった
雄英バリア強化の際に発目も携わっており
避難発動時の新機構を勝手に考えているのだと
パワーローダーが説明する
緑谷「そっか…それで外の様子に脇目も振らず
大好きな発明に没頭しているのか…
やっぱり凄い人だ発目さんは…」
発目「甘いですねぇ緑谷くん!
ポリエチレンの様に甘いですよ緑谷くん!」
緑谷「ごめん、分からん…」
発目「あなた達ヒーローが
窮地に立っている事くらいは存じてます
…天堂さんが敵の所にいる事も」
緑谷「…………」
機械をいじっている発目の背中を見つめながら
緑谷の手が強く握られる
発目「本当は今すぐにでも
天堂さんを助けに行きたいですが、私は戦えません」
緑谷「発目さん…」
発目「でも、天堂さんの言葉を思い出したんです
『愛おしそうにベイビーを作る私が好き』だと
だから私は作ります、あなた達がより多くの人間を
守れるように試行錯誤するのです
ね、同じなんです
発明がサポート科のヒーロー活動なんです」
緑谷「発目さん…」
発目「そう思わせてくれたのは
天堂さんのおかげなんですけどね」
緑谷「…………」
聖の優しさに胸が温かくなると
ミッドガントレットとクローブが顔面に直撃した
まさか左手で作ってくれていたことに感動する
発目「ヒーロー科の皆さんにお伝え下さい…勝ちましょう
そして緑谷さん」
緑谷「?」
発目「天堂さんを必ず連れ戻してきてください!」
緑谷「…………」
ベイビーを嬉しそうに説明する発目の隣で
楽しそうに笑っている聖を思い出し
発目の背中を真っ直ぐ見つめながら頷いた
緑谷「…必ず聖を連れ戻します」
百二話 Eed
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