第百二話[敵]
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(『おはよう、青山くん!少しいいかな?』)
(青山「どうしたんだい、天堂さん☆」)
(『…お礼がいいたくて』)
(青山「おれい…?」)
(『出久から私との関わり方について
励ましてもらったって聞いたから!
私が言うのも変かもしれないけど
出久の話しを聞いてくれてありがとう♪』)
(青山「…僕は何も『ねぇ、青山くん』!?」)
青山の両手を重ねるように優しく触れた聖に
青山はあからさまに飛び跳ねてしまう
(『本当にありがとう
青山くんは私と出久にとってのヒーローね!』)
(青山「…っ……ぼ、僕は『大丈夫』」)
微笑んでいる彼女の笑顔が儚くもキレイで
でもどこか悲しげな瞳に
いつの間にか震えが止まっていた
(『…何が起こっても、出久を信じて
出久の差し出した手を掴んで欲しいの』)
(青山「天堂、さん?」)
(『青山くんお願い……っ、また出久を助けてあげて』)
青山「…天堂さんが」
緑谷「え…?」
青山「蛇腔病院と群訝山に向かう朝に
天堂さんが…僕に言ったんだ
緑谷くんをまた助けてあげてほしいって」
緑谷「聖が!?」
青山「もしかしたら天堂さん
何か知っているのかも…」
緑谷「何かって「待って緑谷くん」」
塚内は三茶に指示を出すと喋れないように口を塞いだ
まだナガンのような仕掛けが無いと言いきれない
セントラルの検査結果が出るまで
青山に喋られるのは良くないとの判断だった
そして話の内容が聖へと変わる
「彼女も今はAFOと共にいる
AFOが青山と同じように天堂さんを脅し
青山にそういう言葉を伝えるよう命令した可能性も
考えられなくはない…緑谷くんを動揺させるために」
緑谷「それは!!」
麗日「AFOと一緒にいるのはルシファーであって
聖ちゃんの意思とは違うと思います」
緑谷「!?麗日さん…」
飯田「もし青山くんの言うとおり
天堂くんが何かを抱えていたとしたら
彼らの心の内を救い取れなかった
俺たちにも責任はあります
だからこそ、今泣いて絶望しているクラスメートを
友として手を取りたい、手を取ってもらいたい
それが…彼らと俺たちが再び対等になれる
唯一の方法だからです」