第百二話[敵]
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君が緑谷くんじゃなくて僕の幼馴染みだったら
僕は…彼みたいに優しいヒーローになれたんだろうか
青山「USJも合宿も僕が手引きした…緑谷くん
僕は、グズの敵だ」
*~**~*
塚内「…なるほど、"個性"を与えてもらい
支配されるに至ったと」
根津「できれば…君たちは下がっていなさい」
轟「下がってられる」
上鳴「道理がねェよ…!!」
視聴覚室で拘束されている
青山優雅とその両親
冷静に今までの経緯を話す塚内とは反対に
A組の生徒は驚きを隠せず困惑していた
尾白「…葉隠さんが見つけてなかったら
何をするつもりだったんだ…!!」
切島「青山…嘘だって言えよ…!!」
爆豪「…てめェも元"無個性"だとは…世の中狭ぇな」
緑谷「…………」
AFOについて知っている事を聞きだそうとするも
青山の両親は知っていることは何もない
頼まれたら実行するだけだと話した
青山「…AFOの命令で、合宿の時に
天堂さんの居場所を敵に知らせた
…自分が天堂さんや皆を殺していたかもしれないのに
僕は仲間の顔して笑い合った…笑い合えてしまったんだよ
同じ元"無個性"でAFOと戦う重圧を背負った彼を知って
自分の惨めさに絶望した
彼の心配より先に絶望した自分に…絶望したんだ
性根が…腐ってたんだよ
青山優雅は根っからの敵だったんだよ」
緑谷「じゃあ何で合宿でかっちゃんと常闇くんを
助けようとしたんだよ!?」
俯きながら叫ぶ緑谷の拳は震えるほど強く握られている
緑谷「あの夜のチーズはAFOに言われてやったのかよ!?
あれは…僕が気付けなかった!!
SOSだったんだ…!だって取り繕いもせず泣いているのは
AFOの言う通りにできなかったからじゃあないだろう!?
AFOに心を利用されても
全てを明け渡さなかったヒーローを僕は知ってる!
心が押し潰されただけだ!!」
オールマイト「緑谷少年…!」
緑谷「罪を犯したら一生敵だなんて事はないんだ」
手を差しのべられ溢れる涙を流しながら
緑谷を見つめ続ける
緑谷「この手を握ってくれ青山くん
君はまだヒーローになれるんだから!!」
青山「________」