イケメンからの告白
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もう10月後半を迎え
秋の風が冷たい冬を感じさせていた頃
エンデヴァー事務所は今日も変わらず
電話が鳴り続いている
『はい…はい…分かりました』
いつもの業務をこなし
エンデヴァーさんの所にある報告のため向かった
『ヒーロー公安委員会より報告です
ヒーロービルボードチャート下半期で
エンデヴァーさんがNo.1に選ばれました』
エンデヴァー「…そうか」
『…………』
エンデヴァー「…想」
ヒーロービルボードチャート
過去一年間のヒーローか活動を対象とし
毎年二回発表される現役ヒーロー番付
事件解決数、社会貢献度、国民の支持率を
ヒーロー公安委員が独自に数値化し
ランキング形式で発表される
事件解決数が最も重要視される上
大きな事件を解決したヒーローは
支持率も上がりやすくなるため
上位に名を刻んだヒーローほど
人々に笑顔と平和をもたらしたという事になる
『今回は特例で…発表の場に
ヒーローが登壇して頂くことになったそうです』
エンデヴァー「…何だと?」
『多分節目の年だからだと思います
…あいつが引退してからもうすぐ三ヶ月
今だ世界の象徴不在ばかりが取り沙汰されています
次に担うヒーローを登壇させることで
国民を安心させたいのが狙いなのではないでしょうか』
エンデヴァー「…………」
『場所は福岡ドームです…私も一緒に行きます』
エンデヴァー「!?」
『ダメと言っても有休使ってでも行きますから
…貴方がNo.1ヒーローになったのをしっかり見届けたい』
エンデヴァー「…よかろう」
『はい…では、失礼致します』
エンデヴァーさんに頭を下げると
部屋を静かに出ていった
*~**~*
家に帰ってワインを飲んでいた時
スマホが揺れて"またか"と唇を噛みしめた
相手は焦凍君
あれから一ヶ月が過ぎて
彼は変わらず金曜日に電話をくれるけど
私が無視を続けている
電話が止まって安心した気持ちと悲しい気持ちが
混ざりあったとき
焦凍君から動画が送られてきて
不思議に思って動画を開くと
「(雄英全員…音で殺るぞォォォ!!!!!!)」
『!?…酷い言葉使い……って…これ…』
動画には"A BAND"と書いたオレンジのTシャツを来た
男女が楽器を演奏していて
それ以外の男女はオレンジの可愛い服を着て
ダンスを踊っていた
『そう…雄英は、今日が文化祭だったのね』
音楽もダンスもクオリティが高くて
何より会場の人達が楽しそうで自然に笑顔になる
演奏とダンスが終わって大きな拍手と歓声に
私も拍手を送ると
そっと右側の画面から焦凍君が現れて驚いた
轟「俺のクラスメート…一緒にヒーローの勉強してる」
『…………』
轟「俺はここで…あんたを救える強いヒーローになるために
頑張ってんだ」
『!!』
焦凍君の言葉に胸が締め付けられて俯いてしまう
私の名前を呼ぶ彼の声に顔を上げると
轟「待っててくれ、俺が想さんを守るから」
動画が終わっても涙が止まらなかった
あんな最低な私を見たのに
焦凍君は私を守るって言ってくれた
救いたいって言ってくれた
『…っ……しょ…とくん……ありがとう……』
~イケメンからの告白 End~
もう一度動画を押すと音楽とダンスが始まる
そして彼の最後の言葉に
また涙が出るんだろうなって想像すると
テーブルに置いていたワインを一気に飲んで
彼の言葉を思い出して微笑んだ
