15.彼は反省していたようです!
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小麦の家に着き
近くの鉢植えの下から家の鍵を見つけると家の中に入っていく
玄関を開けた瞬間パンの甘い匂いが広がる
パン屋に入ったときの
何故かよく分からないほんわかする安心感を爆豪は感じていた
リビングに入ってソファーに小麦を寝かせると
迷うことなく救急箱を取り出し体温計を小麦の脇に挟んだ
小麦を真っ直ぐ見つめる轟に
爆豪のイラつきが強くなり睨み付けると体温計が鳴った
轟「…39.2度」
爆豪「はぁ!?」
聞いたこともない体温に驚くと
轟はため息をついて爆豪を見た
轟「爆豪…料理できるか?」
爆豪「誰に言ってやがる…料理くらい出来るわ!!」
轟「なら小麦に何か食わしといてくれ
俺は一回家に帰って風邪薬取ってくる」
爆豪「…………は?」
轟「頼んだ爆豪」
轟は急いで玄関に向かい
扉の閉まる音を聞いた瞬間リビングが急に静かになる
小麦を見ると苦しそうに呼吸を繰り返していて
舌打ちをすると制服の袖を少し捲りキッチンに向かった
美味しそうな卵粥を持ってきて小麦を起こすも
熱による倦怠感のせいで力が入らず
爆豪に寄りかかる形になっている
爆豪「…食え」
『…っ……はぁ………はぁ……』
爆豪「…あ"ぁー!!口開けろ!!」
『…はぁ…っ……あ……』
小さい口を何とか開けると無理矢理口の中に放り込んだ
飲み込む時にツラそうな表情をしたから喉も痛いんだろう
めんどくさそうにため息をつくと
また無理矢理小麦の口に卵粥を放り込んだ
