12.彼のコスチュームは危険!
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今日は土曜日
お母さんのお仕事の手伝いで、東京の表参道に来ていた
必要な調味料を買ってお店に帰ろうとしたとき
私の目の前にいたのは
『ば、爆豪君……?』
爆豪「あ"ぁ?」
いつもの元気なツンツン頭が
何故かサラサラ八二分けになっていて
青いジーパンを履いていた爆豪君
何よりヒーローコスチュームを着ている姿を見るのは
初めてだった
爆豪「何でクソちびがここにいやがる!!」
『お母さんのお店の手伝いだよ…』
爆豪「そりゃあご苦労なこった!」
『…………』
爆豪「…ンだよ、笑いたきゃ笑えクソが!!」
『カッコいい……』
爆豪「は」
鞄を力いっぱい握りしめると
余計に顔や全身が赤くなったような気がした
恥ずかしいけど目を離すなんてそんな勿体無いこと出来ない
『どうしよう…カッコ良くて…心臓が痛い』
爆豪「…っ…知るかァ!!」
ジーニスト「…爆豪、レディにその言葉使いはいけないな」
爆豪「…れでぃだぁ?」
『あ…ベストジーニストさん!
いつもCloverをご利用頂いてありがとうございます!』
ジーニスト「久しぶりだな小麦、見ないうちに綺麗になった」
『え!?あ、あ、ありがとうございます!!』
爆豪「…………」
ベストジーニストさん 現在No.4ヒーロー
高身長に上下をジーンズでコーディネートしている
オシャレなヒーロー
よくCloverのパンを買ってくれるご贔屓さんだからって
お母さんから紹介されたことがあった
私が東京にお手伝いに来るときは
ジーニストさんが来てくれることが多くて
話していく内に、今ではとても仲良くさせて頂いている
確か先週しょーちゃんが
職場体験が一週間くらいあるって言ってたけど
まさか爆豪君がジーニストさんの事務所だったなんて
ちょっと意外だったなって思っていたとき
「あー!この人テレビで見たことある!
前、敵に捕まって泣きそうになってたよな!?」
爆豪「…ンだとごらァァァァ!!!!」
「「「うわぁぁぁーん!!」」」
『(な…泣いちゃった……)』
爆豪君は鬼の形相で子ども達に振り返って怒鳴ると
あまりの爆豪君の迫力に子ども達は泣いてしまった
正直、私もびっくりしたし怖いと思う
ジーニストさんはため息をつきながら爆豪君に話しかけていた
