11.彼と仲直り!
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1-A組を逃げるように飛び出した後
私を追いかけてくれたのはしょーちゃんで
簡単に追いつかれると腕を掴まれてしまう
『しょ、しょーちゃん……』
轟「悪ぃ…嫌な思いさせちまって」
『そ、そんな!!私こそ気まずい空気作っちゃって
…しょーちゃん居ずらくならない?』
轟「!…俺の心配なんかしなくていいから自分の心配してろ」
『わ、私は大丈夫!!こんなの慣れっこだもん♪』
轟「俺は…お前の"個性"、すげぇと思う」
『!』
しょーちゃんを見ると優しく笑ってくれていて
その笑顔に我慢していた涙がまた溢れて制服を濡らしていく
轟「小麦が頑張ってんの…知ってっから」
『しょーちゃん…っ…ありがとう……』
私の"個性"は強くない、そんなことは十分分かってる
パン屋の娘に生まれてこんな嬉しい"個性"を持てて
幸せなハズだったのに
爆豪君の言葉を聞いて初めて自分の"個性"が
何故か恥ずかしくなっちゃったの
強い"個性"の…カッコいい彼の隣にいちゃいけないと思った
彼に"個性"をバカにされて…本当はとても悲しかったんだ
*~**~*
あれから一週間
今だに爆豪君と一緒に帰れないでいる…理由は
『うぅ………わ、分からないよ~!!』
経営科の教室で一人数学のプリントとにらめっこ中
まさか小テストで赤点とっちゃうなんて…!!
一週間、毎日プリントをやらされ提出させられている
数学苦手なんだよ…困った
『はぁ~…会いたいよー爆豪君……』
会いたい気持ちを奮い立たせると
頬っぺを叩いて気合いを入れた
『待ってて爆豪君!!
これ終わらせて直ぐに会いに行くから!!』
拳を天井に向けて気合いを入れ直したら
ページをもう一度確認しようとした時だった
バン!!!!
『きゃあ!?……………爆豪…君?』
爆豪「…………」
まさかの経営科の教室に爆豪君がいる事実を受け入れられず
思わず頬っぺを引っ張ったらもの凄く痛かった
