第九十一話 [暗雲]
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私とホークスさんを隠すように
前に出てくれている常闇君は鋭く荼毘さんを睨み付けていた
ホークスさんの状態を見て思わず涙が溢れそうになるのを
グッと堪えて背中にソッと手を当てた
シャドー君が泣きながら私と常闇君に声をかけてくれる
ダークシャドー「フミカゲ…聖……まずいヨ」
常闇「言うな!」
ダークシャドー「…ホークスの背中が……ナイ」
『…っ……ホークス…さん』
荼毘「雄英の…それに死柄木のお気に入りまで
ダセェなァ…学生まで引っ張り出してンのか…見ろよお前ら」
『!?……う、そ』
荼毘さんの後ろには
背中から大量の血を流したトゥワイスさんが横たわっていた
荼毘「そいつが殺した、仲間を守ろうと走る背中をクザっと!」
常闇「…………」
『(…トゥワイスさん!!)』
我慢していた涙が溢れると
ホークスさんの痛々しい背中を見てまた涙が落ちていく
荼毘「何しに来た?助けに来たか?何を助けに来た?
お前らが健気に夢見るプロってやつあ
俺たちなんかよりよっぽど薄汚ぇぞ」
ホークス「…常…闇ぐん……聖…ぢゃん……」
『…………』
薄汚くなんてありませんよ、ホークスさん
常闇「俺は…ただ師を案じただけだ」
荼毘「思考停止」
『!?』
常闇「ラファエル!!」
荼毘さんの炎が襲ってきた瞬間
私とホークスさんを抱きしめてくれた常闇君は
攻撃を避けると少し遠くに逃げてくれた
荼毘「考えろよ焼き鳥ども、本当の救いを
必要としているのは誰だと思う?」
『ツクヨミ君!!』
常闇「!?」
常闇君は私とホークスさんを抱えながら
二階まで逃げてくれたけど
シャドー君が荼毘さんの炎に当たって
力が出せずに小さくなっていく
シャドー君を常闇君のマントで隠して逃げようとしたら
荼毘「こんな事もあろうかと、前2発を弱火で節約しました」
常闇「!?」
『_____!!』
私の羽が青く光ると、荼毘さんの炎に向かって手をかざした