第七十九話 [超常解放戦線]
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ここは…どこ?
凄く…体が軽い
私の体じゃないみたい…
「(聖…)」
『…だれ…?』
私の左手を誰かが掴んだのを感じて
目をゆっくり開くとその人から目が逸らせなかった
綺麗な青い瞳に
セミロングのグレーの髪をなびかせた
背中に白い羽を生やした人
『…おかあ…さん?』
「(聖…)」
『ほん…とに…おかあさん…?』
「(…大きくなったね聖)」
『っお母さん!!!!』
泣きながらお母さんに抱きつくと
お母さんも私を抱きしめてくれた
知ってる、この温かい手
本当にお母さんだ
『おかあ…っ…さん!!…っお母さん!!』
「(ごめんね聖…)」
『何でお母さんが謝るの!?…謝るのは…っ…私なのに!!』
「(ずっと一人で寂しい思いをさせちゃって
本当にごめんなさない)」
『お母さん…っ……』
お母さんの優しさが嬉しくて、離れたくなくて
お母さんの温もりを感じていたとき
私の首に金色のロケットペンダントをかけてくれた
「(もう時間がない……お願い聖
お父さんを見つけて…そして助けてあげて?)」
『え…』
お母さんの言ってる意味が理解出来なくて
お母さんを見ると
お母さんは悲しそうに涙を流していた
「(お願い聖…お父さ…は…ドクター…の……院…)」
『!?いや…っ…待って!!お母さん!!!!』
お母さんが消えると
また意識が遠くなるのを感じて目を閉じた
『…っ……ここは?』
目を開けると
何処かの森の中だった
強い地震に驚くと
目の前に巨大な大男が佇んでいた
そして奥のプレハブから
何故か転弧君や他の敵連合の人達が全員出てきて
でも転弧君達は私が見えていないみたいで
目の前の大男に集中していた
「探した___やっと見つけた
お前がオール・フォー・ワンを継ぐ者か」
『(それって転弧君の事…?)』
死柄木「これが力かァ……黒霧」
茶毘「どういう事だよ」
コンプレス「黒霧さん、こんなの求めて旅立ってたのか!?」
死柄木「先生が残してくれた戦力らしい」
『(オール・フォー・ワンが…)』
大男に目を向けるとゆっくり転弧君に向かっていた
「俺はオール・フォー・ワンに全てを捧げる
さァ後継…その価値がお前に在るのか示してくれ」
死柄木「は?」
いきなり大男は転弧君に向かって
襲いはじめてしまった
凄いパワーと早さに圧倒されると
彼が私達の敵になるかも知れないと思ったら
恐怖で体が震えた
足元を見たら近くにラジオが置いてあって
触ろうとしたら