第七十七話 [新しい力]
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A組の寮では今日の合同演習の反省と交流をかねて
B組の人達が数名遊びに来ていた
私はテーブルで茨ちゃんとお話していた時
爆君が私の後ろのテーブルに
夕飯のビーフシチューを持って勢いよく食べ始めると
そのあと直ぐに出久も来て轟君と何か話していた
塩崎「彼は来ないのですか?」
『彼?』
塩崎「心操人使さんです」
『!?』
さっきの人使君とのやり取りを思い出して恥ずかしくなると
顔を俯かせたら、茨ちゃんが質問してきた
塩崎「聖は…彼に好意をお持ちで?」
『え……えぇ!?』
爆豪「…………」
茨ちゃんの発言に驚いてしまって、慌てて答えた
『ち、違うよ!!心操君は好きだけど
何て言うか…と、友達として好きって意味で…』
塩崎「では他に好きな方が…?」
『!他に…』
出久を見ると麗ちゃんと楽しそうに話しているのを見て
胸が締め付けられた
何か最近多いな…こんな気持ち
『いない…かな!』
塩崎「…そうなのですね」
爆豪「…………」
『逆に、茨ちゃんは好きな人とかいないの?』
塩崎「…………」
『!!』
茨ちゃんの反応で好きな人がいるんだと分かった瞬間
何故か胸がドキドキしてしまう
友達と恋バナは初めてだから…緊張する!!
『あの…茨ちゃんが…よかったら…その…好きな人
教えて欲しいな?』
塩崎「…後ろの壁に寄り掛かってる方です」
『?』
後ろを振り向くと、つまらなそうに壁に寄りかかりながら
ジュースを飲んでいた物間君だった
そうか…茨ちゃんの好きな人は物間君なんだ
塩崎「笑ってかまいません…意外なのは十分承知しています」
『何で茨ちゃんが好きになった人を笑わないといけないの?』
塩崎「!…聖」
『茨ちゃんの恋、叶うといいね!』
塩崎「か、か、叶うなどとんでもない!!
私は…彼が楽しく幸せならそれで十分です」
『茨ちゃん…』
茨ちゃんの気持ちに同情してしまったけど
茨ちゃんには幸せになって欲しいなって思う