第六十四話 [ゴールドティップスインペリアル]
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練習をはじめて一週間が経った頃
芦戸さんを筆頭にダンスメンバー隊と出演隊が
出久の前に行くと
芦戸さんが神妙な面持ちで出久の肩に手を置いた
芦戸「緑谷…クビです」
緑谷「え…」
『(やっぱりショックだよね…)』
最終通告を受けたような
顔面真っ青になってショックを受けてる出久を見て
申し訳ない気持ちになった
芦戸「クビ…っていうか厳密には
演出隊からの引き抜きです!人手が足らんのだと!」
緑谷「何故僕に…?
エリちゃんに…踊るって…言っちゃったよ?」
『あのね出久、実は…』
出久に引き抜きの理由を話した
フロア全体に青山君のミラーボールが
行き渡るようにしたいんだけど
そんな大がかりな装置は体育館にはないし
人力で動かせる、力担当が欲しいのだと
『私が羽で運ぶのも考えたんだけど
私も他の演出とかで手が離せなくて
…青山君と同じタイミングで離脱して欲しいの』
緑谷「つまりクビとは出番が削れるってことね…」
切島「ワリィ!!おめーの練習、無駄にしちまうが
どうか頼まれてくれないか!?
更に良いもんにしてェんだ…!」
『出久…私からもお願い!!』
緑谷「切島君…聖…」
出久は少し考えてくれると
緑谷「出番あるなら…エリちゃんに
嘘吐いたことにはならないし…
良いものにする為なら…わかった!」
青山「メルスィ☆」
切島「ありがとう!漢だおめェは!!」
出久の肩を抱きながら喜ぶ切島君と
照れている出久に近寄ると声をかけた
『ありがとう出久…一緒に頑張ろうね!!』
緑谷「…っ…う、うん!!」
出久の嬉しそうな顔に私も微笑んでいたとき
尾白「天堂さん…」
『尾白君?』
尾白「…彼が呼んでる」
『え?』
緑谷「心操君!?」
振り返ると扉に身体を預け
ポケットに手を入れた心操君が立っていた
尾白君にお礼を言うと急いで
心操君の所に向かった