第六十三話 [文化祭って準備してる時が一番楽しいよね]
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今日は土曜日
爆君と轟君の仮免補講も今週はなしとのことで
各隊ごとに練習をしていた
私達演出隊の
切島君、口田君、瀬呂君、轟君は
共用スペースのリビングで
演出についての内容をまとめていた
瀬呂「なるほど…そりゃ良いアイディアだな!
ダンス隊に打診してみようぜ!」
切島「待てよ…でもそうなると人手が足りねェぞ」
『それも含めてダンス隊リーダーの芦戸さんに
相談してみたらどうかな?』
轟「そうだな…それが手っ取り早い」
切島「っしゃあ!じゃあ行ってくっか!」
『私も行くよ!』
切島「おおー!!サンキュー天堂!!」
寮の玄関前で練習しているダンス隊の所に向かい
切島君が扉を開けた時
切島「おーいダンス隊!ちょっと話が…ってエリちゃん!?」
『エリちゃん…?』
エリ「!!」
駆け出した切島君の方向には
赤いワンピースと白い長袖シャツを着て
赤い鞄を肩からかけて茶色ブーツを履いたエリちゃんが
皆の横を通りすぎて私に向かって走ってきたので
しゃがんで両手を広げるとエリちゃんを抱き締めた
『久しぶりだね、エリちゃん!』
エリ「聖お姉ちゃん…こんにちは」
『こんにちは♪…可愛くしてもらって良かったね?
凄く似合ってる!』
エリ「…ほ、本当?」
『うん!!あ…鞄も可愛い、何が入ってるの?』
エリ「え、えっと…」
エリちゃんが鞄の中身を一生懸命伝えようとしてるのが
可愛くて微笑んでいたとき通形先輩が声をかけてくれた
通形「これから、俺と緑谷君とエリちゃんで
雄英内を回ろうと思ってんだけど
天堂さんもどうだい?」
『え…』
出久と目が合ったら顔が赤くなったのが分かって
あからさまに目を逸らしてしまった
エリちゃんを見ると目を輝かせていて、少し心が痛くなる
『ご、ごめんねエリちゃん!…一緒には』
エリ「お姉ちゃん…来れないの?」
『……ううん、一緒に回ろう』
エリちゃんのうるうるした瞳に我慢出来なくて
そう答えてしまった