第六十一話 [文化祭]
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「小さ………ひら…………はな」
「……頬…………は…………つぼ…」
「あたた……………その……げ」
「さあ…………すみ………んだ……」
「……すて………ゆめ……………ほし…」
「…やすや………かわ……がお……たい」
「ずっ……………すのは……………うに」
「そおっと…」
『…………』
体を起こすとエリちゃんは眠っていて
エリちゃんの体に触ると
熱が下がっていることに安心した
相澤先生曰く、エリちゃんの‘‘個性’’は
右の額の角から放出されていたみたいで
熱が引いていくにつれて縮んでいって
今はコブ位の大きさしかない
エリちゃんの頭を優しく撫でると
さっきの夢の内容を思い出そうとしていた
でも
『(何だろう…歌…メロディ?
懐かしいような…でも…分からない)』
エリ「おねえ…ちゃん?」
『!!』
懐かしい可愛らしい声に勢いよく顔をあげると
エリちゃんが不思議そうに私を見ていて
泣きそうな気持ちを押し殺すと
エリちゃんの頭を撫でた
『…体痛くない?』
エリ「おねえ…ちゃん…」
『…おはようエリちゃん』
エリ「う…あぁ…うわあぁぁぁぁん!!!!」
勢いよく私に抱きついたエリちゃんを抱きしめ返した
頭を撫でて頬を擦り寄せて
エリちゃんが安心してくれる事を祈って
その時、ふと感じた
何故か…昔誰かにしてもらったようなそんな気持ちになった
*~**~*
エリちゃんが目覚めたので
授業の遅れも考慮してそのまま学校に向かう事になった
エリちゃんの悲しそうな寂しそうな表情が辛かったけど
また夕方会いに行くと約束して学校に向かった
皆に挨拶をして出久の所に向かうと
エリちゃんが目を覚ました事を伝えたら
瞳を大きく見開いて勢いよく立ち上がった
緑谷「本当に!?」
『うん!でも、まだ精神的に不安定で
いつまた暴走しちゃうか分からないから
まだ面会は出来ないみたい…』
緑谷「…そっか」
『で、でもね?会える日も
そんな遠くないと思うから楽しみに待ってて!』
緑谷「うん…そうだね」
『!』
出久から目が離せないでいたとき
芦戸さんが「見て見てー!」と声をかけてくれた