第五十九話 [無限100%]
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治崎さんと融合してからも皆の行動は違う目線から見えていた
ボロボロの通形先輩
お腹を貫かれていたサーさん
身動きが取れなくなった相澤先生
そして、最後まで諦めずに治崎さんに立ち向かっていた出久
私との約束を守ろうとしてくれている出久に
嬉しくて涙が流れると
いきなり視野が明るくなったと思ったら
目の前にエリちゃんが赤いマントを握りしめて
下から出久を見つめていた
思わずエリちゃんの頭を撫でると
一緒に出久の所に行こうと言った
大きくハッキリ頷いたエリちゃんの勇気に負けないように
怠い体を無理矢理起こしてエリちゃんを抱きしめると
出久の所に飛び降りた
出久は驚いていたけど苦しそうな顔をしながら涙を流していて
出久がエリちゃんこど私を抱きしめてくれた
強く強く
緑谷「もう離さないよ、エリちゃん…っ聖!!」
『…っ…出久…!!』
離さないでと願いを込めて
出久の首に回した腕を強く握りしめた
治崎「返せ!!!!」
『!?』
治崎さんが私達に手を伸ばした瞬間
コンクリートの刺が私達を攻撃する
出久はなんとか避け続けてくれているけど空中じゃ不利だ
囮になろうとして羽を広げて空を飛ぼうとした瞬間
出久とエリちゃんが私を力強く抱きしめた
『!?…二人とも離し』
緑谷「もう絶対に離さない!!」
エリ「…っ…!!(コクリコクリ)」
『い…ずく…っ…エリ…ちゃん…』
二人の気持ちが嬉しくて涙が止まらない
出久の首に顔を埋めるといきなり
瞬間移動したみたいに上空に飛んでいた
出久はゆっくり地上におりてから私を下ろすと
あり得ないという顔をしていた
私も驚いてる
だって今ワン・フォー・オール100%の力を発揮していて
そして出久の怪我も治っていたから
そしてエリちゃんの角が伸びて光っていた
『もしかして…エリちゃんの力なの?』
エリ「…っ……」
眉間にシワを寄せながら
苦しそうにしているエリちゃんの頭を撫でると
出久がいきなり苦しそうに踞った