第五十八話 [見えない希望]
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私の肩を先輩の手が強く握りしめてくれる
そして今だ震えているエリちゃんを力強く抱きしめた
治崎「…汚いな、戻って来い懐理
殺されちゃう?何度言ったら分かるんだ
お前は人を壊す…そう生まれてついた」
エリ「__ダメ…!やっぱり…」
通形「聞かなくていい!」
治崎「いつも言っているだろう
おまえの我儘で俺が手を汚さなきゃいけなくなる
おまえの行動ひとつひとつが人を殺す呪われた存在なんだよ」
『…っ…酷い』
通形「自分の子に何でそんな事、言えるんだ!!」
治崎「ああ…?そうか、そういう話だったな
俺に子などいない」
『!!』
どくん
治崎さんが地面に触れると地面が粉々に砕けたと思ったら
物凄い早さで地面が鋭く尖って私達に攻撃してきた
羽を広げエリちゃんを自分ごと羽で包むと
刺が羽に当たって先端が折れて粉々になった
『(修復どころじゃない…それにあの人エリちゃんを)』
通形「この子ごと__…!!」
治崎「ああ、壊れても支障はない
すぐに修復すれば蘇生できる
原型を止めていなくても元通りに治せる
その子は身を以て知っているハズだ」
通形「____!!!!」
何て人
人の命を何だと思っているの
どくん!
エリ「…おねえちゃん…」
『!!』
意識がどこかにいきそうになっていた時
呼び戻してくれたエリちゃんを見ると
震えながら目を瞑って何かに耐えていた
優しくエリちゃんを抱きしめると
治崎さんとクロノスタシスさんを睨み付ける
クロノスタシスさんは起き上がると銃を通形先輩に向けた
治崎「今の修復で逃げ道は封じた、その‘‘個性’’も」
クロノ「こいつを打ち込まれりゃ消えちまいやす
あんな精密な‘‘個性’’の使い方されると思いませんよ
…相当鍛えてきたんでしょうね」
『!?』
通形『ラファエル!!』
クロノスタシスさんが私に拳銃を向けて発砲した時
先輩が私を抱きしめると
マントを頭から隠すように包んでくれた