第五十三話 [未来予知]
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全速力で空を飛んで30分で着いた場所は
ナイトアイ事務所の前
事務所に入ろうとした時
扉からサー・ナイトアイさんが現れて驚いたけど
彼も驚いていた
サー「…何故ここにいる天堂」
『い、いきなりお伺いしてすいません!!
オールマイトさんのことで…その…お話ししたくて…』
サー「…………」
『…っ…お願いします…少しでいいので』
サー「…入りなさい」
『あ、ありがとうございます!!』
事務所のソファーで向かい合うように座った私達
サー・ナイトアイさんは温かいお茶を出してくれて
お礼を言ってから一口飲んだ
お茶を飲んでる間もサー・ナイトアイさんは
私から目を逸らさずに睨んでいた
『…実はオールマイトさんが出久…緑谷君と
話してるのを偶々聞いてしまって
お二人がケンカ別れした理由が……その
オールマイトさんの‘‘死’’を巡っての事だったって…』
サー「…………」
『本当…なんですか?』
サー・ナイトアイさんはいきなり立ち上がると
後ろを向いてしまい表情がわからない
サー「ああ…本当だ」
『!!』
オールマイトさんの死
そしてサー・ナイトアイさんの両手が震える程
強く握られているのが見えてしまい
改めて本当なんだと実感してしまった
『そ、その予知は…いったい何時の事ですか?』
サー「…今年か来年……遠い未来程、時間に誤差が生じるが
予知で見た光景を変えられた事はない
…私は彼の為になりたくて側にいた
しかし彼はボロボロの体になっても
ヒーロー活動を続けると言い続けそのまま解散
久しぶりに電話をかけてきたと思えば
まさかの‘‘無個性’’の中学生を後継者に選んだ
…そんな子に平和の象徴が務まるわけない
馬鹿げてると一蹴した私は
真にふさわしいと思う後継候補…ミリオを育成し始めたんだ」
『…………』
オールマイトさんを想うサー・ナイトアイさんの気持ちが
痛いほど伝わって胸が苦しくなった
『…でも…緑谷君なら…オールマイトの意思を受け継いで』
サー「志だけでは務まらない!!!!」
『!?』
サー・ナイトアイさんを見ると
とても切なそうな苦しそうな表情をしていた