第五十二話 [抗う運命]
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私に勢いよく抱きついてきたエリちゃんを
優しく離さないように強く抱きしめ返した
そして声を掛けてくるだろう男の人を真っ直ぐ見つめると
暗闇から静かに現れた
死穢八斉會若頭
治崎「…うちの娘の‘’エリ‘’がすいませんねヒーロー
遊び盛りでケガが多いんですよ、困ったものです」
緑谷「___っ!!」
出久の明らかに動揺する音が聞こえた時
通形「またフードとマスク外れちゃってるぜ
サイズ調整ミスってんじゃないか!?」
緑谷「!!」
『…本当に!折角のうさぎさんが泣いてるよ?』
治崎「…………」
通形「こっちこそすいません!
その素敵なマスクは八斉會の方ですね!」
治崎「ええ…マスクは気になさらず…汚れに敏感でして
三人とも初めてみるヒーローだ新人ですか?随分お若い
ちなみにどこの事務所所属なんです?」
通形「すいません!まだ新人なんで緊張しちゃって
ちなみにまだ学生ですよ!
所属なんておこがましいくらいのピヨっこでして
職場体験で色々回らせてもらってるんです
では我々は昼までにこの区画を回らないといかんので!
行くよー!」
緑谷「はいっ…行こう聖?」
『うん!じゃあパパの所へ』
「いかな…いで」
その声は隣にいる出久にも聞こえていて
エリちゃんは私のコスチュームを強く握って離さない
そのエリちゃんの手を上から重ねるように
出久の手が重なると
緑谷「あの…娘さん怯えてますけど」
『!』
治崎「叱りつけた後なので」
通形「行こう」
緑谷「…でも遊び盛りの包帯じゃないですよね?」
エリちゃんの手が更に強く握りしめてくる
治崎「よく転ぶんですよ」
緑谷「こんな小さい子が声も出さず
震えて怯えるって普通じゃないと思うんですけど」
治崎「人の家庭に自分の普通を押しつけないで下さいよ」
通形「性格は様々だよね」