第四十八話 [幼馴染みの三人]
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~緑谷出久 サイド~
僕とかっちゃんは朝から
一階の共有スペースの掃除をしていると
相澤先生から事情を聞いた皆は声を出して驚いていた
「「「「ケンカして謹慎~~!?」」」」
上鳴「馬鹿じゃん!!」
青山「ナンセンス!」
瀬呂「馬鹿かよ!!」
常闇「骨頂」
麗日「えええ…それで仲直りしたの」
緑谷「仲直り…っていうものでも…うーん…言語化が難い」
飯田「よく謹慎で済んだものだ!!
ではこれからの始業式は君らは欠席だな!」
轟「爆豪、仮免の補習どうすんだ」
爆豪「うるせぇ!!てめーには関係ねぇだろ!!」
梅雨「聖ちゃんも二人を止めに
無断で時間外に寮を出たからって
今日だけ1日謹慎って聞いたわ」
耳郎「ったく…天堂巻き込むなよな」
爆豪「…っ………」
緑谷「(聖…)」
昨日から部屋に閉じこもったままの聖に
会ってちゃんと謝りたい
上鳴「じゃー掃除よろしくなー♪」
爆豪「ぐぬぬぬぬ!!」
皆が学校に行って静かになったリビング
僕は掃除機をかけながら勇気を出してかっちゃんに聞いてみた
緑谷「シュートスタイル…どうだった…かな」
爆豪「…予備動作がでけえ
速度アップしてもギリ反応出来た、乱だ戦にゃ向いてねぇ」
緑谷「…そっか」
爆豪「……パンチと合わせんのは腹立った」
緑谷「!?…そっか……!」
かっちゃんのアドバイスに僕はニヤケ顔を抑えながら
掃除に集中した
かっちゃんが男子風呂
僕は女子風呂を掃除し終わった頃にはもうお昼を過ぎていて
リビングに行くとテーブルの上に
ミートソーススパゲティとサラダとコンスープが
二人分ラップをかけて置いてあった
湯気がたってまだ温かい
かっちゃんもリビングに来ると
テーブルの上に置いてあった料理を見て驚いていた
爆豪「…てめェが作ったンか?」
緑谷「え、かっちゃんじゃないの!?」
爆豪「ああ!?俺がてめェに作るわけねぇだろ!!」
緑谷「じゃあ誰が………あ!」
爆豪「……聖か」
緑谷「うん…」
聖の優しさに胸が温かくなる
僕達は向かい合わせに座って
僕だけ手を合わせて「頂きます」というと食べ始める
…あ、美味しい
かっちゃんも静かに食べていて
勇気を出してかっちゃんに声をかけた
緑谷「かっちゃん…ご飯食べたら
聖に謝りに行かない?」
爆豪「……あぁ」
僕達は黙々と聖の作ったご飯を食べ続けた