第四十五話 [救助演習]
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一次試験が終了
A組は全員通過することが出来て
無事再会できたことに喜ぶ皆を微笑ましく眺めていると
目良「えー、100人の皆さん…これをご覧ください」
会場に響くアナウンスの声
振り返ると巨大なモニター画面が確認できる
画面内には広々としたフィールドが広がっていて
そこのビル郡が突如、なんの前触れもなく爆破された
誰もがなぜ?と思っていたとき、再びアナウンスの声が響いた
目良「 次の試験でラストになります!
皆さんにはこの被災現場で、バイスタンダーとして
救助演習を行ってもらいます』
上鳴・峰田「「パイスライダー?」」
葉隠「現場に居合わせた人のことだよ~
授業でやったでしょ!」
八百万「一般市民を指す意味でも使われたりしますが……」
目良「ここでは一般市民としてではなく
”仮免許を取得した者として”
どれだけ適切な救助を行えるか試させてもらいます」
障子「む……」
『あ…』
障子くんがなにかに気づいたタイミングで私も気付いた
モニターを見ながら口を開く
障子「『人がいる…!』」
確かにそこには人がいて小さな子供から老人まで
多種多様な年齢の人が映っていた
目良「彼らはあらゆる訓練において
今引っ張りダコの”要”救助者のプロ!
HELP・US・COMPANY略して「HUC」(フック)の皆さんです」
色んな仕事がある、特にこのHUCの人達は
ヒーロー人気のこの現代に則した仕事だと思えた
モニターに映る被災地現場をぼんやりと眺めながら
あの時の神野の風景と重ね合わせていた
あの時は自分の事しか考えられなくて
多くの人が亡くなったと聞いたとき
涙が止まらなかったのを今でも思い出す
私はこれから沢山の人の命を救うんだ…頑張らなくちゃ
*~**~*
開始時間まで各自食事やトイレ休憩をしていた時
ケミィ「こんにちは~」
『!』
緑谷「あ、貴方は士傑の…!!」
ケミィ「私は士傑高校二年、現見ケミイよろしくね♪」
緑谷「あ、あの」
峰田「緑谷ァ!!何してんだてめェはァ!?
俺達が大変な時にてめェはァ!!」
上鳴「試験中だぞナメてんのか人生を!!」
緑谷「わ、痛い!!止めて何!?」
ケミイ先輩は私の前に立つと微笑んだ