第四十一話[終わりの始まり]
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(「目覚めよ我が主よ」)
『…っ………』
目を開けると黄金に輝く天使に目を奪われた
『…っ…貴方は…?』
(「我が名は大天使ミカエル」)
『ミカエル…様?』
(「汝が意識を失い、我は汝の心の中へと戻った」)
『心の中…』
(「汝に危機迫りし時は勇気と正義を強く願え
そして…我の名を呼べ」)
『は、はい…………あ……あの……』
(「…何だ」)
『私のことは…聖と…呼んで下さい』
(「…………」)
『…嫌…ですか?』
(「……聖」)
『!…ミカエル様、ありがとうございます』
ミカエル様から強い光が放たれると
すごい早さで私を包んでいった
『……っ………こ、こ………』
目を開けると、そこは病室の天井だった
起き上がって鏡を見た時
頭と腕に包帯が巻かれて点滴がされていた
そして周りには沢山の花や食べ物が
置かれているのに驚いていると
扉からりかさんが入ってきて私を見て驚いていた
リカ「…聖」
『りかさん……』
リカ「このバカ娘が!!!!」
『きゃあ!?』
注射器を持って私に向かってくるりかさんが怖すぎて
勢いよくしゃがんで頭を抱えたら、りかさんに抱き締められた
『!!…リ、リカさん…?』
リカ「…っ…本当に…よく…無事で…帰って来てくれた…」
『…………』
リカ「お帰りさね、聖」
『…ただいま…心配かけて…っ…ごめんなさい』
リカさんに抱きつくと
優しく頭を撫でてくれるりかさんの手が温かくて懐かしくて
無事に帰ってこれたんだって思ったら
安心して涙が止まらなかった