第三話 [うなれ筋肉]
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「君はヒーローになれる」
そう話してくれたオールマイトさんの言葉に
出久は膝だけでなく両腕も地面につくと
声を出して泣き叫けんでいて
出久の隣で背中を撫でながら自然と微笑んでいた
嬉しいよ
だってずっと‘’無個性‘’だから
ヒーローになれないと言われ続けた出久が
今、No.1ヒーローに認めてもらえたんだから
私がこんなに嬉しいなら出久はそれ以上に違いない
『良かったね…出久』
緑谷「っつ…!!」
オールマイト「君になら私の力…受け継ぐに値する」
緑谷「……え?」
『…受け継ぐ?』
オールマイトさんは
自分の個性「ワン・フォー・オール」について
話してくださった
なんとオールマイトさんの力は
代々受け継がれてきた力を譲渡する個性らしい
一人が力を培い、その力を一人に渡し
また培い次の人に力を受け継ぐというものだと
出久の反応が気になって顔を覗くと
難しそうな顔をしていて何やらブツブツと話していた
緑谷「でも個性を引き継ぐって意味分からないというか
そんな話聞いたことがないというか
議論の中でも推測すらされていない訳で
それは何故って入試以来そんな個性確認されていないからというか…」
オールマイト「…とりあえず君は否定から入るんだな」
『…小さい頃からの癖なんです』
出久の考えると色々ボソボソ話し出す癖に
私は馴れてるから大丈夫だけど
初めての人が聞いたらビックリするだろうな
オールマイト「ナンセンス!!私は隠し事は多いが嘘はつかん!!
力を譲渡する力…それが私の受け継いだ個性
ワン・フォー・オールだ!!」
『…そんな素晴らしい力を
本当に出久に与えて下さるんですか?』
オールマイト「元々後継者を探していたのだ
そして…君になら渡してもいいと思ったのさ!!」
オールマイトさんの言葉に胸が高鳴った
それは出久も同じだったようで、涙を強く拭って立ち上がると
真っ直ぐオールマイトさんを見つめていた
緑谷「お願い…します!!!!」
『!』
出久の表情はまだ不安そうだったけど
何よりも闘士のこもった熱い瞳に胸がときめいた