第三十二話 [洸太君]
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~緑谷出久 サイド~
バスから自分の荷物を部屋に運んで
待ちに待った夕食の時間
緑谷「いただきます!!」
焼き魚やハンバーグに酢豚など
和洋中の色とりどりの食事とご飯の美味しさに食事が進む
聖も絶対喜んでるだろうなって見たら
静かに食事をしている聖に声をかけようとした時
梅雨「聖ちゃん」
『何?梅雨ちゃ』
蛙吹さんは聖の右頬に人差し指を当てていた
梅雨「引っ掛かったわね」
『つ、梅雨ちゃん…?』
梅雨「ピクヒーボブさんに言われたこと気にしてるの?」
『!……うん』
聖の悲しそうな顔に我慢出来なかった
緑谷「だ、大丈夫だよ!!ピクヒーボブも言ってたけど
‘‘個性’’をコントロールするのも
この林間合宿の目的でもあるんだから!!
聖だったら大丈夫!!」
麗日「私も頑張るぞー!!」
飯田「俺も皆に遅れぬよう精進しなければ!!」
爆豪「静かに飯ぐらい食えねえのかてめェら!!」
梅雨「焦らなくていいわ…大丈夫よ?」
『ありがとう…皆』
聖は両手を合わせると蛙吹さんに
先に入浴の準備してるねと言って部屋に戻って行った
ご飯は半分以上残したまま
麗日「…やっぱり聖ちゃん、元気ないね」
梅雨「ええ」
飯田「何をそんなに落ち込んでいるのだろうか?
‘’個性‘’をコントロールするなど我々はまだ卵なのだから
出来なくて当然だ!!」
緑谷「…多分だけど、怖いんじゃないかな?」
麗日「怖い?」
緑谷「‘’個性‘’を使ったらもう一つの‘‘個性’’が
発動しちゃうんじゃないかって」
麗日・飯田・梅雨「「「!!」」」
爆豪「…………」
あの土魔獣との戦い
明らかに動きも早くて攻撃力も上がっていた聖
理由は分からないけど
もしそれが少なからず悪魔の‘‘個性’’の影響を
受けていると感じているなら
聖は何が何でも‘‘個性’’を制御するだろうから
聖が食堂から出ていった時の
寂しそうで不安そうな後ろ姿を見て
すごく抱き締めたくなった