第二十七話 [それぞれの戦い]
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リカさんから目を離せずに体の震えが止まらない
リカ「…あたしゃ遠慮はしないよ」
『!!』
そういうとリカさんは私から目を逸らして
ビルの中に入ってしまった
私は今だに震える体を抱き締める事しか出来なかった
出久と一緒にモニタールームまでの道のりを歩いていると
出久が心配そうなに私の顔を覗きこんだ
緑谷「聖…大丈夫?」
『出久こそ…爆君とペアで相手は憧れのオールマイトさん
ツラいんじゃない?』
緑谷「う、うん……」
モニタールームに着くと
中にはリカさんがモニターを見つめていて
話したくても何から話せばいいか分からないから
思わず俯いてしまった
すると麗ちゃんもモニタールームに来ると
三人で皆の戦いを見学する事にした
第一戦目 砂藤君と切島君の演習試験が始まった
場所は都市部のように密集したビルが建ち並んでいる
セメントス先生は動きが鈍いからと
正面突破で戦うつもりみたいだけど
『このままだと…』
二人の個性は強いけど時間制限がある
反対にセメントス先生に時間制限はないから
二人にとって長期戦は不利だと思う
緑谷「この実技試験は試験を受ける生徒の
天敵となる先生を意図的にぶつけてる」
麗日「そんな…」
緑谷「その課題をいかにしてクリアするかが鍵なんだと思う」
リカ「その通りだよ」
『!?』
いきなり話し出すリカさんに驚いてしまった
リカ「自分達の出番が来るまで対戦する教師との相性を
じっくり考えるこったね」
『…っ…』
そんな事考えなくたって
リカさんがどれくらい強いのかくらい知ってる
リカさんの弱点だって分かってる
でもそれはリカさんにも言えることだから…
緑谷「切島君!!砂藤君!!」
『!?』
砂藤君は砂糖の取りすぎで脳の回転が遅くなって
動かなくなってしまい
切島君も力んでる力が持続出来ずに壁を壊せずにいると
セメントス先生が二人をセメントごと、包んでしまい
二人を気絶させてしまった
セメントス「消耗戦に極端に弱い…いいかい?
戦闘ってのはいかに自分の得意を押し付けるかだよ」
「砂藤・切島チーム 両者気絶によりリタイア」
リカ「やれやれ初戦から出番かい」
『あっ…』
リカさんに話そうと思ってもタイミングが掴めずに
伸ばした手をそのままゆっくりおろしてしまった