第十二話 [うなれ体育祭]
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オールマイトさんの話が終わった後
会話もなく教室に戻った私達
普通に午後の授業を受けて、現在下校時間
先生に本を資料室まで運ぶのをお願いされたから
ついでにそのまま帰ろうと思って
鞄を持って出たのは良かったのに
『(私のバカ!筆箱忘れるなんて…って、あれ?)』
何故か教室の前にたくさんの人だかりが出来ていて
爆君が教室の外に集まる人達を威嚇していた
すると、紫色の髪をした男の人が
人混みをかきわけて爆君の前に立っていた
心操「噂のA組…どんなもんかと見に来たら
ずいぶん偉そうじゃないか
ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」
爆豪「ああ!?」
心操「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するな
普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから
入ったって奴けっこういるんだ、知ってた?」
爆豪「はァ?」
心操「体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も
認めてくれるんだって…その逆もまた然らしいよ?」
『(そうなんだ!)』
心操「敵情視察?少なくとも俺は調子乗ってっと
足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり
…あともう一つは」
「あなた天使の羽、生やしてた人ですよね!?」
『え?』
いつの間にか私の目の前には多くの人が集まっていて
スマホで写真を撮ったりしていた
心操「…稀少な個性‘‘天使’’の女の顔を拝みに」
爆豪「!」
緑谷「(それって聖の事!?)」
爆君に話しかけてた人は私の前に立つと私を見下ろしてくる
何故か嫌な感じがしてソワソワすることしか出来なかった
心操「へぇ…驚いた、本当に天使みたいだな
…女見てキレイって思ったの初めてだ」
『!!』
男の人の目が凄く怖く感じて体が震えるのを押さえる為に
鞄を強く握りしめた
心操「…………」
『!?………っ!!』
緑谷「聖!!」
男の人が私に向かって手を伸ばしてきたから
勢いよく顔を俯かせた時
誰かが私を庇ってくれたのが分かって顔をあげると
目の前には爆君がいて
男の人の腕の骨が折れるんじゃないかってほど
強く握りしめていた