第十一話 [そういうことね、お茶子さん]
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(「やめ…!!!!…っ…おま…………ぁ…だ!!!!」)
(「ぉね………!!!!……も…ぅ……………!!!!」)
(「………………………」)
(『……して………やる』)
『…っ…ん………』
目を開けると私の部屋の天井で
首を横に向けたら窓から見えたのは夕暮れ時の空
そして私の腕には点滴が繋がれている
体をゆっくり起こして
扉の開く音に振り返るとリカさんが立っていた
リカ「やっと起きたかい」
『リカさん…私』
リカ「あんた、1日半も寝てたんだよ」
『え?』
リカさんは私が倒れるまでの経緯を離してくれた
出久も相澤先生も命に別状はなく
クラスの皆もあのオールマイトさんも元気だと聞いて安心した
ちなみに、私の腕に繋がっている点滴はご飯の換わりらしい
リカ「無理すんじゃないよ、その個性だって
まだ使いなれてないんだからね」
『リカさん…私もっと頑張れば、治癒能力が持続出来たり
攻撃範囲が広がったり出来るのかな?』
リカ「…………」
今回は助けてくれる人が大勢いたから助かったけど
もし私と出久しかいなかったら、どうなってたんだろう
私が倒れたら出久が全回復しても
私が足手まといになったり人質にされたら意味がない
もっと頑張りたい
もっと出久や皆を助けられる力が欲しい
『リカさん…お願いします!私に修行をつけて下さい!
出久を…皆を守る力を私に教えて下さい!』
リカ「…………」
リカさんに頭を下げて思いっきり目をつぶる
無意識にシーツを掴む手に力がこもる
リカ「今は教えてやれないね」
『そんな、リカさ』
リカ「今日はまずゆっくり休みな…修行はそれからさ」
『!?…あ、ありがとうリカさん!!』
リカさんは優しく微笑むと部屋から出ていった
時間を確認しようとスマホを見たら
クラスの皆から「大丈夫?」とLINEがきていて
「大丈夫だよ、ありがとう!」って返事をしたけど
出久からの返事はなかった