第百一話[有精卵]
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
緑谷「…あ、あれ?」
いつの間にか寝てしまっていたのか
さっきまで談話室にいたはずなのに
今いるのはオールマイトで溢れる
自分の部屋のベッドの上だった
誰かが運んでくれたことに申し訳ない気持ちでいると
ふと、胸元にあるペンダントを握りしめる
緑谷「…………」
ベッドからおりて部屋を出ると
向かった先は聖の部屋で
聖の部屋の扉が開いているのに驚いて
勢い良く部屋に入った
((『いらっしゃい、出久!』))
緑谷「あ……」
部屋に入った瞬間、聖は部屋にいなくて
微かに残る聖の匂いを懐かしく思いつつ
部屋に置かれた植物は枯れてしまい
いつもの温かい部屋の雰囲気が嘘のように
殺風景になっていた
緑谷「…っ…………」
ここで聖と過ごした日々が
遠い昔のように感じるのに
泣きながら好きだと言ってくれた切ない声も
苦しそうに僕を見つめる青い瞳も
全てを包み込む優しい温もりも
全部、全部……確かに覚えてる
緑谷「…聖」
もう一度会って伝えるんだ
そして今度こそ、君を守ってみせる
聖が好きだと言ってくれた
NO.1ヒーローでいたいから
その為に、僕が出来ることをやるんだ