第百話[お前は誰だ]
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麗日「ここを彼のヒーローアカデミアで
いさせてください!!」
彼女の声が雄英に響き渡る
泣き崩れる緑谷に小さな男の子と異形の女性が駆け寄り
泣きながら緑谷を抱きしめる
緑谷「皆が一緒にいてくれるから…全部取り戻します」
緑谷の言葉に彼を非難していた男性が傘をさし
避難民もA組に声をかけていく
その様子を上空から見下ろしていた
黒い翼を生やした「悪魔」は
さっきまでのやり取りを思い出すと眉間のシワを深めた
『…結局、一人じゃ何も出来ないってわけね』
ルシファーの視界に入った男を見つけた瞬間羽ばたくと
胸の辺りがギュウと押し潰されるような苦しさに
思わず飛ぶのを止めてしまう
左胸を触り直接的な痛みでないことを知ると
バカにしたように鼻で笑った
『聖…あれはあんたが望んだこと
今さら寂しがってんじゃないわよ』
男が車に乗ったのを確認すると
追いかけるため羽ばたいていった
*~**~*
オールマイトは
まだ避難を拒否している脱ヒーロー派の様子を見るため
車で「英雄の聖地」へ来ていた
ここはオールマイトとAFOが対峙した場所であり
オールマイトを称え、オールマイト像が建てられたが
今、彼の首にかけられている「I AM NOT HERO」
それをオールマイトは力無い眼差しで見つめている
弟子が辛い時なにもしてやれなかった
皆が一段となり頑張っている中
自分はヒーローから一番遠ざかっている
意気消沈の中、いきなり現れたヒーロー殺しステインが
オールマイトに刀を突き付け説く
ステイン「おまえはオールマイトじゃない、贋物め」
そのままステインは語り続ける
それはまるでオールマイトを励ますような
鼓舞するような言葉にオールマイトは涙を流し
感謝を伝えようとした時だった