第九十七話 [緑谷出久と八木俊典]
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~緑谷出久サイド~
皆はどうなった…?
グラントリノ
相澤先生
リューキュウ
ロックロック
マニュアルさん
波動先輩
通形先輩
飯田くん
轟くん
かっちゃん
聖、無事でいてくれ_______
「起きる前に話をしなきゃあなんねえさ」
「ごめんね大変な時に」
「これも運命」
「いやまァタイミングの問題さぁ」
「万縄先輩は以前お話してましたね」
「…………」
目の前には歴代の継承者達がいて
今は夢の中なんだって再確認した
初代が話したのは4か月前に初代のOFAが急速に成長してから
継承者同士でコミュニケーションを取れるようになったらしい
さらには兄AFOの力でより僕の前に現れやすくなったと
言葉を何とか紡ぎだして「話とは何なのか」質問すると
顔にひび割れのような線が入ってる男性が話し出した
彼は四代目、四ノ森避影(しのもりひかげ)
「先の戦いで君は図らずも私の力を引き出した」
という言葉に彼の"個性"が、"危機回避"だったのを思い出した
するといきなり彼の享年と死因について聞かれて答えた
緑谷「(歳は40…死因は…)」
四代目「老衰、だそうだ」
結論から言うと、OFAは普通の人間には扱えないらしい
オールマイトに次いで、OFAの保有期間が長かった4代目
OFAを継承した時点でAFOに到底及ばないと実感した4代目は
今は力を培うターンだと割り切り
18年間AFOから逃れて只管に力を培っていたそうだ
そして晩年に身体にヒビが入ったと
顔に残るひび割れを見せてくれた
当初は鍛え方が足りないか未知の感染症かと思っていたが
オールマイトが調べ上げて判明した真相では
「老衰」とは複数の個性を所持するだけで
命を燃やしてしまうらしい
緑谷「(でも…待ってください!
四ノ森さんの頃よりうんと大きな力をオールマイトは
もっと長い間保持しています!)」
初代「そこなんだ、我々が言わなければならない事は」
初代は「OFA所持に伴う負荷」について
他の継承者たちは保持期間も短く戦闘中に亡くなったが
4代目にありオールマイト自身に無かったもの_____
緑谷「…オールマイトは"無個性"」
初代も兄のAFOの話を聞いて確証に得た事実
個性因子を持たないオールマイトの意識がある理由について
2~7代目の意識はOFAが取り込んだ因子内に宿ったが
オールマイトだけはOFAそのものに意識を宿らせていた
生来の個性が入った器では4代目のように寿命を縮めるのに
オールマイトは40年もの間OFAを保持してきた
空の器だからこそOFAは馴染み
真にオールマイトとしての“個性”になり得たのだと
緑谷「(…つまり、歴代の"個性"が発現した今
"普通"の人には尚更渡せない
OFAはもう譲渡出来ない…そういうお話しですね)」
無個性でかつ力を必要とする者が現れない限りはと話す初代は
もっと早く干渉することが可能であれば
辛い思いをする人は減らすことは出来たと後悔していた
僕は…最後のOFA継承者になるかもしれない
己の立ち位置を自覚していたとき
オールマイトのお師匠が僕に対して本題だとして質問してきた