第九十六話 [戦いの果て]
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前線の生存者、そして避難・救助など
各々の役割を遂行し終え前線へ向かった者や動ける者が
死柄木の撤退を阻むも、脳無による突然の陽動・撹乱行動
統率された連携にヒーローたちは分断されつつ
3体のニア・ハイエンドを仕留め
ギガントマキアとMr.コンプレスは確保された
また群訝山荘では、リ・デストロ、外典、トランペット
会議に集まった超常解放戦線構成員1万6929人が確保される
しかし、残り7体のニア・ハイエンドと共に
死柄木一行と雄英高校ヒーロー科天堂聖は行方を晦ました
*~**~*
ギガントマキアの行進により幹部を含む132人を取り逃がし
他全国に点在するシンパの制圧に街はカオスとなっていた頃
死柄木一行は森の中に身を潜めていた
死柄木「何故明日が来ると思うんだろうね?
休む暇など与えない、ここからずっーと僕のターンだ
…疲れ知らずの脳無たちよ、今から僕の本体を解き放つんだ」
『…………』
空に羽ばたく脳無を冷たい眼差しで見ていたルシファーは
死柄木に呼ばれ振り返った
死柄木「よく僕たちの所に来てくれた
こんなボロボロの姿で申し訳ない
また改めて挨拶をさせてくれ」
『…………』
スピナー「(あれがあの天堂聖のもうひとつの"個性"の姿
…こんなに雰囲気も見た目も違うのか)」
荼毘「…へぇ………」
スピナー「お、おい荼毘!!」
荼毘がルシファーの髪に触れようとした瞬間
鼻で笑ったルシファーを見て荼毘は眉を潜めた
荼毘「…何が可笑しい」
『私、ファザコンってタイプじゃないの』
荼毘「…何だと」
『あら、間違ってたかしら?
さっきの身の上話の公開プレイ映像思い出して笑っちゃったわ
結局、バカで頭の固い父親と
臆病で何も出来なかった母親と妹弟達に
子どもながら認めてもらいたかっただけなのよね?』
荼毘「…………」
『僕の炎を見て~って…あんな家族に
自分を受け入れて欲しかっただけなんでしょ?』
荼毘「_____」
スピナー「荼毘!!」
荼毘の青い炎がルシファーに直撃した
スピナーがルシファーに駆け寄った瞬間
炎が一瞬で消えると、無傷のルシファーが服を叩きながら
荼毘を静かに見つめた
『確か"地獄で俺と踊ろうぜ"だったかしら?
こんな炎で皮膚が爛れちゃう程度なんだから
地獄で踊るなんて到底無理ね』
荼毘「…てめェ」
スピナー「(あれがあの天堂聖なのか!?
性格最悪じゃねーか!!)」
『それと死柄木弔の意識乗っ取ってる悪の親玉さん?
私は私の"目的"があってあんた達についてきた
別に仲間になった訳じゃないから、勘違いしないで』
死柄木「勿論、君が側にいてくれるだけで十分だ」
『…………』
脳無が戻ってくると死柄木を乗せ空に羽ばたくと
ある場所に向かった