こども

「お前、俺の眷属になれ」彼には特殊な力があった、己の血を相手に飲ませると眷属にできることが。
惑星ベジータでひろった国重のおかげでもあるが。ただ、己の魂に刻まれた男…大魔王カリグラその魂の触媒によるものが大きい。父母にも言わなかった自分の力のひとつ…、それがこの眷属にする力だ。
「あなた、につかえていいのですか?。」
「仕えろ、お前のことを気に入ったぞガキ」陶酔した目でまた子供はラディッツのことをみる。
こくり、と頷いたとこ親指を突っ込み血を飲ませる。
子供はそれを乳飲み子のように飲み、とろりと瞼を閉じて眠りについた。
「ようこそ、呪われた忌み子」ラディッツはその光景をみて口に弧を描く。ああ、これからが想像するより喜劇になりそうで楽しみだ!。
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「まぁそんな感じだ」店主からだされた水を飲みラディッツは、はなしおえた。
「はぁー、旦那みたいに刀を使う奇妙な子供ねぇ」店主は相も変わらずこの人は、と思い答える。
「刀は刀でも妖刀の類だ 」名を痣丸、というらしい。国重が言うには彼に子供に親のような感情を抱いてるようだ。
話を聞いた時ゾッとした、なんでも気に食わない家を取り潰すいわく付きのものみたいだから。
(大罪人にはいいものかもしれんが)
だが、面白い。人生にはそういうかけも必要だ
(皇嵐に会う前の前哨戦、かねぇ)
「そりゃまた旦那が好きな賭けだね」
「勝ちのわからんものはきらいだが、あるていどあるのはすきだぞ」
「好きものだねぇ旦那は」やれやれ、と店主はみる。
「うるさいな、好きものでいいだろ」
「そうだねぇ、だからこそおれは旦那のこと好きだよ」
「ホモはやめろ」軽口を叩いてると子供が目を覚ました。
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