こども

「で、その子供はなんだい??。旦那の子かい」ラディッツは店主の問いかけに顔を顰めて答える。
「あほたれ、近隣の星で拾ってきた地球人の子だわ」
「地球??、あぁー最近奴隷のオークションが多いとこかい?」地球人、最近戦闘力をつけてきたところ。戦闘力300~とチラホラと強い奴らが現れ始めた場だ。水も豊富で、自然も多い……まさに自然の惑星とも言っていいところだ。そしてラディッツがもってる大太刀の生産されたところでもある。
「そうだ、ちと拝見して面白くてなぁ。こいつが反応したもんでよ」大太刀をなでて答える。
「それって旦那が母星からかっぱらったのかい」
「おうよ、誰も使わねぇもんだからな。こいつは妖刀みたいでな、力あるやつに反応するんだよ」
「ええー、おれには?」
「全くだ」愉快そうにわらいこたえる。
「で、この子をどう捕まえたんだい??」
「あぁ、それはなーーー」

『さて、ここから俺の出番だな。久し振りのカリグラだ』

『いまからやつが話す少年の話はこれまた運命が変わった哀れなこの話さ』

『名を真堂翼、むこうでは国重とともにラディッツの家来としている陰陽師のこどもさ。だがここでは、おなじではあるが少し違う。さて、そこはどんな辺りなのか…みていこう』

『ああ、刀も話さないとな…ここもおなじさ長谷部国重。俺の友人の刀だ、ラディッツが拾ったのは変わりない。といってもここのばあいは儀式してるとこうばったがな、全くやんちゃなやつよ…はぁになくていい所を似やがる』

『では、物語を進めていこう。解説は俺がしてやるから安心してくれ』
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