勝手気儘

惑星ベジータにいた頃の知識を使って衛生面を良くしたり、警察まがいのものが来た時には住民を使い追い込み倒してしまう。当人はただ厄介だから消し去っただけだというが、少なくともこの星のものたちはみなラディッツに感謝をしていたのだ。
そのせいか警備代わりに、と食材を貰ったり一等いい酒をもらって帰ってくる時もある。時々昔の宇宙船を使って出かける時ももちろんあるが。
「主様って何でも屋さんですね」
「へ?なんすか急に」
「えっ、えっと……主様ってたしかに気まぐれだけどそのっ結局みなさまのためになるようなことをしてるなぁーって」
「…いやぁ、それはあの人の気まぐれなだけですよ。き・ま・ぐ・れ、本性は本当に最低な悪魔でどクズですぜ?」この前なんか、と国重がグチグチと主婦のごとく話そうとしたところ暗い影が自分たちをおおい後ろを見る。
そこにはその端正な顔に影を落としまるで呪い人形なのかと言いたげな笑みを持つラディッツが立っていた。
「俺がなんだってんだァ?、国重さんよ」あまりにも整っているため、本当に恐ろしい。美しいものに時には恐怖を抱くとも言われているが、まさにこの事だと国重はなり思わず部屋から飛び出しそうになってしまうがどうにか動こうとする両足を踏ん張っておさえる。
「いっいやー!本日もお日柄良くて!!主!」すぅぅとその群青色の瞳が細められる、なんだよその瞳孔龍のものより鋭くも細いものが己を貫きみてくる。普段ならば自室で休んでいるのに、今回はよりにもよってでてきやがった。
「気色悪ぃ、おいガキ。飯は作ってる最中か?」
「はっはい!きょうはそのっにくじゃがをっ……!!」
「…煮物、ねえ。ちと時間たった方がうまいやつか」
2/8ページ
スキ