放蕩者

息子いわく、ラディッツが幼い頃皇嵐に会った時の顔がまるで何千年も追いかけて見つけたと言いたげな顔をしていたと。
おかしくないか、となったと。なぜあんなに求めたような顔をするのだ、そして何より彼の持つ瞳……サイヤ人の中でも珍しい瞳孔をもち龍のような光を灯していた。
何かあってなのか、果ては彼が何かを抱えているからかと考えていたと。決定打なのはラディッツが訓練学校で、相手を仕留めていた時だ。手合わせをして、一撃仕留めようとしたときラディッツは喉元を一撃狙おうとしたのだ。明らかな殺意を持って、血塗れになりながらも嗤って。
『ギネ達にははなさないでくれ、俺もあの場で……止めたけどよ』息子はおそらくギネが傷つくことを恐れて、そういったのだろう。
そのようなことになるなんてと言うのでも、だがいつか話さなくてはならない時が来るとカリーに伝えたらわかっているとはなしてきた。
『俺から話すから待っててくれ』
「…それで、今のあんたがきっちりと向き合える?(ホントあんたは、同族には優しいのだから)」白銀の死神戦士、と呼ばれる息子カリーは本当に同族には優しい。
だが、その優しさが時には傷つけることにもなる……。スルり、と机の下で下腹部をなでる。かつてカリーがいた所、そして…ある人外を受け入れたところ。
「(愛、というのは複雑ねそして…)」わかった気でいるような1種のドーパミング。
「…確かに……それはっ…そう、ですねっ…」ギネのしっぽが一気にたれる。気持ちが落ちたんだろう、自分もそのようにさしたようなことを言ったのは事実だ。
「ラディッツと、あんたの息子と話すにしても落ち着いてその子を見ないといけないんじゃないかい」
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