友たち

手に入れる為にと色々したが、それによりとんでもないものに目をつけられて運命が歪み自らの来世へと託し亡くなったことを──。
やがて、魂は二つに分けられ封印を受けいまの現状に至ると。
そして自分は、その皇嵐とカリグラの因果で会い惚れて惚れさせる為にと皮肉な話しカリグラと同じことをしようとしてることを。
「ま、カリグラとちげぇのは俺は王なんざいまはなりたかねぇ……代わりに故郷を滅ぼしかけたってとこだな」そんな重み自分は背負いたくない、お生憎様元来風来坊気質の自分にはそんな縛り合わない。
「(なぜあの俺は、カリグラはそんなことをしたのか…)」微かに残る記憶から感じられるのは、女に認められたいから…そして彼女と暮らすために……ただそれだけのように見える。だが、己が感じとれないところで彼はなにかやりがいを見つけてやってきたのだろう。
「…あなた様は、どこか寂しそうですね」そうほうけていると翼が声をかけてくる。
寂しい?、そんなの今まで言われたことすらない。ただつまらない、何もかもがそう思っていたとこ彼女と出会い恋におちた。だが、離れてしまい…またつまらないとなりいまは気ままにふらつきながらも彼女を追い求めてる。ただそれだけだ。
「さみしい?、そんなものとは無縁だと思っているぞ」
「でも……、すごくキツそうに寂しそうに話してたから」
「…そうかよ、ああそうだなぁ……皇嵐に会えねえのが辛くはあるな」自分の人生を輝かせてくれた女、あいつにならなんでも捧げていいと思った。それこそ自分の人生も命も、全部だ。
「っ僕も、さがすのてつだいますよ!。月鬼様っ」
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