カリグラ＝ガイウス（関白、元検非違使、満月の君、天上人）
バーダックの伯父にして、ラディッツの大伯父にして皇嵐の初恋相手。現在は行方知れずといわれてるが、謎に包まれた人物。
若い頃はラディッツと同じく検非違使や警固番などしていたようだが、ある時期から転換し身分を上げのし上がり関白へとなる。
武家から貴族に成り上がったものがいるぞ、当時噂され妬みの対象となったが実力で黙らせて天上人と呼ばれるほどになる。
かつては純黒の髪に、黒曜石や黒金剛石のような瞳を持ち麗人と呼ばれるほど見た目が整っている色男であったが突然赤と黒のオッドアイと龍の角を持つ人外となり恐れられる。だが、若い頃は荒々しくまさに婆娑羅者の代表と言いたげなものであったため一部のものや弟から『これのがマシなのかもしれない』といわれる。
彼が関白となってからは、異国とのやり取りや様々なものたちと交流を広げ文化を保護し技術を上げたため『満月の統治』と呼ばれるほどになる。
帝より帝、そしてカリスマ性の塊として偉大なものとして名を刻むことになる。彼の住まいは『極楽の地』と呼ばれるほどであった。
バーダックからは、伯父上と呼ばれ慕われていた。幼い頃の彼に武芸をおしえ、人としての在り方を教えたためと言われている。
バーダックとその父ユリウスは彼の行方を探している。
バーダックにかつて、密かに『ラディッツを養子にしたい』と申し出たとか。
皇嵐とは政治に携わるようになってからより交流するようになったが、彼は少なくとも彼女に仕える帝の姪以上の感情を抱いていたような……