花籠 1

「…いいぜ、朝から欲しいならなラディッツ。」
「なっ!?、おっお前がそもそもオレの…こと、を……」ああどんどんはずかしいことを話したと分かり小さくなっていく。積極的なのかなんなのかわからんやつだ。
「ナエもいるからなぁ、お前が声を抑えたらいいが。」防音の魔法もできるが、それをこいつに言わなくていいだろう。
モジモジとして可愛い、付き合いたてというのもあって意識してきてはずかしいのだろう。
「オレがっ、オレばかりが欲情してるみたいじゃないかっその言い方!」
「俺のキスにこたえたのは猫だろ?、欲情してるのは事実ではないか。」お前にばかり振り回されるのは癪だ、こちらだってやる時はやる。
キスや触れ合いで欲情するとは、まあ今まで戦闘しか知らなかったから仕方ないかと思いつつラディッツの頭を撫でる。
「んッ…!、カリグラのっ上手いからだ…!」
「俺はなんでも出来るからな、仕方ない。ラディッツのは、必死にしてくる子供みたいで可愛いがな。」
「なんか腹立つぞ!、それ!!。」
「事実だろ。」拙さに焦らされる感覚もあるが、こいつのことをこれから自分が育てると思うと楽しみで仕方ない。
ああ、だがこんなに感度高いと心配だ。
「(俺にだけにしか感じないようにしなくてはなぁ…)」じわじわと、落としていかなくては。爪で腰を撫でると、ラディッツがまたピクピクっと反応する。なるほど、ここも弱いのか。
「くっんんん…! 」必死に声をこらえて可愛い、吐息が漏れてる姿も涙目でこちらを見てくるところも。
6/7ページ
スキ