花籠 1

「カリグラ!?、おまえっなにをっっっ」
「なにって、恋仲のものを抱きしめるのは当然だろ?。俺の顔にも慣れてもらわなくてはな。」ニヤリ、と笑いカリグラは顔をラディッツに近づける。無理無理、そんなの無理だとラディッツは冷や汗を垂らしおもう。
自分とそっくりな顔つきなのに、彼のほうが大人びてそして綺麗な顔。形のいい花唇から出る妖艶な声。慣れれるわけないし、いまでもずっとドキドキしてるのに!。
「寄るな!近付くなぁァ!!」ほんとにやめてくれ、鼓動が先程からドクドクとうるさくてたまらない。
いくら昨日、あんなに抱かれたとはいえすぐなれれるわけではないのに!。
「昨日あんなにあえいでたくせにか?、ほんとよく分からんやつだな。」
「それとこれは関係無いっ!」押しのかそうとするが、カリグラは一切引こうともしない。むしろ、より近づいてきてペロッとラディッツの耳を舐めてきた。
「っんあっ…!、やめっろカリグラぁっ」軽く甘噛みされてちゅっと吸われる。
やばい、また抱かれたくなってしまう。彼としては戯れのつもりかもしれないが下腹部が疼いてしまう。軽いリップ音が鳴り響いてきてドキドキする、こいつこんなにグズグズ甘やかしに来るのかと思うとたまらない。
「可愛いな、猫」ぐいっ、と引き寄せられて身体がより密着する。
「っふっ、あっんあ…っやめろっ…!。またっ、また抱かれたくなるからっ」涙目で雫をぼたぼた流すラディッツの顔を見てカリグラは劣情が刺激された感覚がしてくる。
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