花籠 1

眩しい……、なにか光がさしてくるとおもいながらラディッツは布団を深く被る。
ん…?まて。光……??、はっと思い起き上がるとそこは普段暮らしていた部屋だ。しかもナエの家の。おかしい、自分の記憶では確かーー思い出してしまい顔を一気に赤くさせる。そうか、ハジメテをして捧げたのだカリグラに。メチャクチャにされて、イカされてカリグラの名前を沢山呼びながらも果ててたのだ。
「~~!!!」思い出すと下腹部が疼いてしまう。未だあの残った感覚があり恥ずかしい。
だが、ここに居るということはカリグラが運んでくれたのだろうかと思い横を見るとバッチリと目を開けて自分を見てくるカリグラが横にいた。
「おはよう、ラディッツ。」黒の浴衣を着て自分を見てきていた。ああ、おまけに首元には自分が着けたキスマークもある。
「かっ、かっ、カリグラ…!?」
「かなり爆睡だったぞ、お前。さすがに昨日は無理をさせすぎたか?。」すっ、とラディッツの後頭部に手を回し抱き寄せてくる。
カリグラの匂いが鼻に来て思わず嗅いでしまうが、あの白く美しい肌が至近距離にあることを認識してしまいドキドキしてしまう。ずきっ、と腰に鈍い痛みが走る。ああその痛みの箇所はカリグラがこれでもかと圧迫させてきたところで昨日のことを思い出してしまい恥ずかしい。
「だっ、大丈夫だ。…むしろきのうは、その、うれしかった。」
「そうか…、お前が好きなら何回でもしてやる。」
「お前の方はっどうなんだ…カリグラ。」男を抱いて、しかもあんなにイかせてもくれて。
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