テッセンの縛り5 微裏

ほらよしよし、とカリグラは抱きしめてきて頭を撫でてくる。それが居心地良くて少しとろんとなり甘えてしまった。
「……他の野郎にするなよ。」
「ん?、なにをだ。」
「それ、……抱きしめて頭を撫でるの。」したらそいつ殺すからな、とラディッツははっきり言った。そもそもカリグラに見られる他の連中(姉妹を除く)には毎日嫉妬している。少しでもカリグラのことを認識してその時間を独占する連中が羨ましいのだ。
「はははっ、お前俺が他の奴と話してる時ですら嫉妬してたのにか?。」
「なっ!?、わかってたのにお前してたのか!!??。」さては人の目の前でわざわざ!、とラディッツははっとする。
「っくくくっ、いやなに…ラディッツの反応が面白くてたまらなくてな。」こいつほんとに意地悪な性格だ!、と改めて思う。だが、その悪い顔がかっこよくて思わずときめいてしまう。
「カリグラのっ、ばかっっ…!」
「……お前、その言い方俺以外にするなよ可愛すぎかツンデレ猫め。」あまりの可愛さにカリグラはすんっ、となりほんとにこいつ可愛い猫だな子猫の威嚇みたいだと思う。
だが、食べるにはまだ少し早いかもなと思い額に口づける。
「ッ、くすぐったい。」
「可愛いな、ラディッツ。」少し悪戯心が働き、ラディッツの自身を膝で刺激すると両手で口を塞ぎビクビクと痙攣して果ててしまったらしい。
ぐっしょりと冷たい感覚がカリグラの方にも伝わる、ああこれは可愛いいじめがいがあるとおもいながら涙目なラディッツをみてしまう。
「っっ!、オマエっっ!。わざとか!?」わざとしかないだろ?、とカリグラはケロッと返答する。
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