テッセンの縛り5 微裏

勝手な憶測で申し訳ないが、カリグラの性行為はドロドロにされて理性も何もかもなくなりそうだとおもっているからだ。
夢の中でも散々自分はイカされて、もう無理と言っても中を酷く犯され脳イキを覚えさせられそうになっていたから。なんなら現実でも彼の自分よりも低く、よく耳に通る声で背筋に不思議な感覚が走ったことがよくある。
「はぁ、悪いな怯えさせるつもりは毛頭ない。そこだけは分かってくれ…」
「おっ、怯えてはないっ…ただ、そのッ!!」その時だ一気に腹から込み上げるモノがでてきて吐いたのは。
「白銀の百合…?」カリーの髪の色のようなゆりの花がでてきた、カリグラはそれを見てなにか安心したように微笑む。
「よかったな、治ったぞ。…こいつは花吐き病で両想いになったやつが吐くものだ、治療成功というわけだ。」ぽんっ、と軽く頭を撫でられる。両想い…両想い……、一気に認識し始めて顔が赤くなることを感じる。
ついに、ついに自分はカリグラとなったのだと。恥ずかしいと思い顔を隠そうとすると腕を掴まれ、止められる。
「は、な、せ!!!」
「断る、可愛い顔見せてくれないのか?。猫。」にやにやとカリグラは悪い顔をして迫ってくる、ああこいつ明らかに自分の顔の良さわかってるな!。
「やめろっっ!、無駄にいい顔を近づけんじゃねえ!!!」バタバタと暴れるが、簡単にカリグラに取り押さえられる。
腹立つほんとに!、身長は明らかにカリグラのほうがでかいし体格は自分の方があるかと思ったが浴衣の隙間から見えた筋肉はガッシリとしてて引き締まっている。
「暴れるな、猫。」
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