テッセンの縛り5 微裏

「カリグラっ…んっっあっ…」名前を呼ぶと安心しろ、と言いたげに頭を撫でられ耳を軽くカリっとなぞられる。
「…ラディッツ…」低く、かすれた声が脳に響いてもっと呼んで欲しいと思いながらもう一度重ねる。
深いキスのせいでどんどん彼に堕ちていきそうだ、余裕が少しなさそうな顔が色っぽいなと感じると同時にカリグラの舌が来て自身も頑張って絡める。
もう離したくない、このままと言いたげに慣れないなりにしてるとカリグラの方から軽く吸われより絡められた。少し離されると、銀の糸が二人の間から伸びて切れる。
そのときだ、自身の腹部になにか当たる感覚がして少し見ると、ラディッツは一気に顔を赤くさせる。
「っっ(カリグラのも勃ってるだと)」自分で興奮してくれてたのだろうか、初めて見る……だが同時に気づくカリグラのがとにかくデカいと。
えっ、これはいるのかとおもうしこわい。ゆめではすでにはいってるシーンが多いから、改めて認識するとでかいしこわい。でも欲しい、と下腹部は疼く。
「…はぁ、悪いな。俺も興奮している、…だが安心しろ。ラディッツ。」少し余裕なさげにして前髪をすこしかきあげたカリグラが呼吸を整いつつ話してきた。
「なんだ?。」
「…お前のペースに合わせる、つきあうのは。だから抱くのも…ラディッツ、お前から言われるまではしない。」
現に今危うかったがな、とカリグラは話してくる。それって抱きたいとなってるということだろうか。
そう思うと、興奮してくれて嬉しいしこのまましてほしい己とまだこわい少し整理させてとなっている自分が同時に出てきた。
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